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DDSを利用した磁気共鳴画像法によるがん組織の特異的検出

研究課題

研究課題/領域番号 09878211
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関京都大学

研究代表者

田畑 泰彦  京都大学, 生体医療工学研究センター, 助教授 (50211371)

研究分担者 筏 義人  京都大学, 生体医療工学研究センター, 教授 (00025909)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード磁気共鳴画像法 / がん組織ターゲッティング / ドラッグデリバリーシステム / 水溶性高分子 / 金属キレート
研究概要

本研究の目的は、正常組織にはないがん組織に固有な解剖学的特性を利用して、磁気共鳴画像法(MRI)造影剤をがん組織へ集積させること、次に、これらのMRI造影剤に抗がん物質を担持させ、MRIによるがん組織の特異的検出とがん治療とを同時に行うことである。そのために、われわれが考えた方法は、ドラッグデリバリーシステム(DDS)の技術を利用することである。すなわち、MRI造影剤を水溶性高分子で化学修飾することによって、がん組織へMRI造影剤をターゲッティングする。
そこでまず、MRI造影剤の担体となる水溶性高分子のがん組織への集積性について調べた。用いた水溶性高分子としては、分子量の異なるポリビニルアルコール(PVA)、およびデキストランであり、デキストランに関しては、正あるいは負電荷の導入を行い、電荷の異なる誘導体を作製した。その結果、高分子の種類に関係なく、水溶性高分子が正常組織に比較して、がん組織へ集積しやすいこと、また、その中でも200、000程度の分子量をもつ高分子が、がん集積性の最も高いことを見出した。電荷に関しては、正電荷の導入とともにがん組織への集積量が低下していくことがわかった。次にジエチレントリアミンペンタ酢酸・金属キレート残基をPVAに導入し、MRI感受性の高い鉄をキレートさせた後、担がんウサギを用いた予備実験を行ったところ、がん組織におけるMRIイメージの増強が確認された。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y.Murakami: "Tumor accumulation of poly(ethylene glyeol)with different molecular weights after intrauenous injection" Drug Delivery. 4. 23-31 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Tabata: "Electric charge influence of dextran derivatives on their Tumor Accumulation after intravenous injection" Drug Delivery. 4. 213-221 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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