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血管内視鏡、超音波一体成型レーザー心血管内手術装置の臨床応用に向けての基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 09878213
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

今西 薫  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (70168516)

研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード血管内視鏡 / 血管内超音波 / レーザーファイバー / 経皮的手術
研究概要

【目的】
われわれは血管内視鏡、血管内超音波、レーザーファイバーを一体成形したカテーテル(EU-Catheter;EU-C)を開発した.上記カテーテルは従来開胸下で行われてきた心血管内手術の一部を経皮的にアプローチし,心拍動下で直視下に手術を行おうとするものである.今回,われわれはEU-Cによる経皮的心拍動下心血管系手術の適応症例の検討と動物実験による評価を行うことを目的とした.
【結果】
1、in vivo評価ではEU-Cの操作性は良好で血管内膜の損傷もほとんど認めなかった。対象病変への誘導も先端を屈曲させたガイドワイヤーで円滑に行うことが可能であった。
2、僧帽弁交連部に対するレーザー照射では健常な弁であるが内視鏡下照射も確実に施行可能であった。動脈内の対象病変に対する検討でも同様な結果を得た。
3、心筋内血行再建術(TMR)に関しては、心筋虚血部へのEU-Cのアプローチおよびレーザー照射(8W,3sec反復照射)は短時間で確実に行うことが出来た。術直後の心内膜,及び心外膜側よりのTMRの肉眼所見では特に有意な差は認めなかった.術後25日での肉眼所見ではレーザーによるTMR部位は心外膜側、心内膜側でアプローチによる差は認めなかった。TMR直後の心筋よりの出血に関してはアプローチによる差は認めず用手圧迫により容易に止血可能であった.
【結論】
1、EU-Cは心血管系の大半の部位で、レーザーによる心拍動下手術が可能であると考えられた。
2、EU-CによるTMRは開胸下TMRより低浸襲で病理学的観点からより有効な血行再建術であることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 今西 薫: "血管内視鏡,血管内超音波一体成型レーザー心血管内手術装置の検討" 第18回日本レーザー医学会大会プログラム,抄録集. 43 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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