研究課題/領域番号 |
09891001
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
実験系心理学
|
研究機関 | 大阪外国語大学 |
研究代表者 |
苧阪 満里子 大阪外国語大学, 外国語学部, 助教授 (70144300)
|
研究分担者 |
櫻井 芳雄 京都大学, 霊長類研究所・自然環境学科, 助教授 (60153962)
船橋 新太郎 京都大学, 総合人間学部・自然環境学科, 教授 (00145830)
渡邊 正孝 東京都神経科学総合研究所, 心理学研究部門, 副参事研究員 (50092383)
加藤 元一郎 東京歯科大学, 市川総合病院・精神神経科, 助教授 (80161123)
山鳥 重 東北大学, 医学部・高次機能障害学, 教授 (10030892)
|
研究期間 (年度) |
1997
|
研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
|
配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1997年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
|
キーワード | ワーキングメモリ / 脳内機構 / 処理 / 保持 / 注意 / 意識 |
研究概要 |
本研究の目的は、認知過程の基礎となるワーキングメモリの脳内機構を、認知心理学、脳の神経科学および神経心理学のアプローチから総合的に研究することである。今回の企画調査はその総合的研究に向けて、それぞれの領域の研究者が相互に研究成果の発表、意見交換を行い問題点の確認を行うことを目的とした。 研究会議の計画: 本年度は「ワーキングメモリの脳内機構」というテーマで、公開シンポジウムを3回、非公開シンポジウムを3回開催した。 第1回 6月26日(於:京大会館) 第2回 9月19日(於:関西学院 日本心理学会ワークショップと共催) 第3回 9月20日(於:芝蘭会館) 第4回 11月6日(於:京大会館) 第5回 12月14日〜12月16日(於:琉球大学) 第6回 2月7日(於:芝蘭会館) 本年度の研究集会の討論を踏まえて、現在ワーキングメモリ研究において解明されるべき重要点を以下の3点として決定した。その上で12名の研究者の考えの集約を行った。 (1)ワーキングメモリの脳内機構に関して、脳内機構は、機能が局在するのかそれとも分散するのか。 (2)ワーキングメモリの定義およびワーキグメモリのモデル。 (a)ワーキングメモリと従来の記憶研究で用いられているSTM、LTMとの関係 (b)ワーキングメモリにおける処理と保持との関係について (c)認知活動におけるワーキングメモリの役割について (3)ワーキングメモリと、注意および意識との関係について。 以上の3点についての考えの結果は、平成10年度の日本心理学会のシンポジウムにて公開する予定である。
|