研究課題/領域番号 |
09891005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 二郎 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (30027495)
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研究分担者 |
池谷 和信 国立民族学博物館, 助手 (10211723)
岸上 伸啓 国立民族学博物館, 助教授 (60214772)
小山 修三 国立民族学博物館, 教授 (70111086)
菅原 和孝 京都大学, 総合人間学部, 教授 (80133685)
市川 光雄 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (50115789)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 狩猟採集文化 / 比較研究 / 歴史 / 変容 / 将来像 / 文化保全 / 自然保護 / ネットワーク形成 |
研究概要 |
1998年度にわが国において開催される第8回「狩猟採集社会に関する国際会議」には、海外から150名を越える参加が予定されている。この会議では、現在世界各地で様々な形で残る狩猟採集文化の多様性と将来像の探求、そしてそれらに関する研究ネットワークの形成が中心的な課題となるが、世界の狩猟採集文化を相互に比較するための共通の枠組みの設定や、ネットワークに盛り込むべき情報等の細部については十分な事前討議が必要である。このため本研究では、関連する研究者を集めて2度にわたる研究会(うち1度は海外からの参加者を含む)を開催して集中的な討論を行い、問題点を絞った。この研究会であげられた比較のための論点は、(1)領土の再定義:原住民の考えと国家の法制化、(2)狩猟文化と鉱物採掘知識、(3)北ユーラシアにおける罠猟の意義、(4)アイヌの歴史・政治・文化、(5)現地教育とは誰の文化か?(6)ハイテク時代の狩猟採集民、(7)分配の社会経済学、(8)狩猟採取民の自他意識、(9)採取民を知ること:自然保護主義者、旅行者、研究者の立場、(10)狩猟採集民と農耕民の関係に関する新たな視点、(11)狩猟採集民と農耕民の歴史的関係、(12)動物資源管理の考古学、(13)知識の伝達と社会の存続、(14)南部アフリカの歴史と考古学、(15)人口・景観・生態の変化、(16)漁労と社会、(17)ジェンダーと社会の動態、(18)アイデンディディ・パフォーマンスとその変容、(19)エスニシティ・教会・国家の関係、(20)グローバル・エコノミーと狩猟採集文化、(21)認識・象徴その他の文化的表象、(22)北方狩猟採集社会の考古学:歴史と変容、(23狩猟採集民の芸術の可視性あるいは不可視性、の23項目である。
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