研究課題/領域番号 |
09894006
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 国立天文台 |
研究代表者 |
観山 正見 国立天文台, 理論天文学研究系, 教授 (00166191)
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研究分担者 |
梅村 雅之 筑波大学, 物理学系, 助教授 (70183754)
花輪 知幸 名古屋大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (50172953)
中村 卓史 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80155837)
柴田 一成 国立天文台, 太陽物理学研究系, 助教授 (70144178)
野本 憲一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90110676)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1997年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 数値シミュレーション / スパーコンピューター / 数値的天文学 / 数値的宇宙物理学 / ソフトウェアー開発 / 計算科学 / 国際シンポジウム / 専用計算機 |
研究概要 |
現代天文学の進展は、観測技術・観測機器の改良とスペース望遠鏡や大型望遠鏡の活躍によって目覚ましいものがある。しかし、天文学の一つの宿命は、様々な宇宙現象を実験的手段によって解析不可能であることである。宇宙の創世、銀河・星・惑星系の形成、ブラックホールの生成などの過程をいくつかの初期条件や環境効果(境界条件)を変えて解析することは不可能である。ところが、最近の超高速計算機の進展によって、基本方程式をプログラム化して、様々な初期条件や境界条件を与えることで、複雑な天体現象を解析することが可能となった(数値学的宇宙物理学)。天文学における唯一の実験的手段としての超高速計算機によるシミュレーションは、現代天文学においてますます重要性が高まっている。 このような天文学における現状をもとに、国際シンポジウム「数値的宇宙物理学」が日本で平成10年に開催される予定である。この会議は、数値的宇宙物理学の世界的権威や活動的研究者を招待して、(1)新しい数値計算法の検討、(2)並列・ベクトル型スーパーコンピューターのための計算手法の検討、(3)専用計算機の新たな活用、(4)シミュレーション結果の提示と観測データとの比較等を目的としている。本申請研究では、国際シンポジウムの主催者である代表者が、国内の組織メンバーを研究班に加えて、この国際会議に向けて、国際会議の内容面に関する企画と、国内の研究者の有機的な連携の下に国際会議における研究面での準備を行うことを実行した。特に、国立天文台にスーパーコンピューターが平成8年に導入されたことも契機として、「数値的宇宙物理学」分野での研究が、国内で研究会を開き成果報告を実行してシンポジウムの準備会を開催した。
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