研究分担者 |
有馬 眞 横浜国立大学, 教育人間学部, 教授 (10184293)
吉村 和久 九州大学, 理学部, 教授 (80112291)
太田 陽子 専修大学, 文学部, 教授 (80017714)
西村 進 京都大学, 名誉教授
岡田 博有 九州大学, 名誉教授
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研究概要 |
本研究は,ユネスコと国際地質学連合が共同で推進しているIGCP(国際地質対比計画)において,日本人がリーダーを務めるプロジェクト5つと国内にワーキンググループが組織されているプロジェクト13の代表者が,地球46億年の歴史における海洋プレートの運動に伴う海洋地域の変遷やそれに対応する大陸の離合集散とテクトニクスを解明し,地圏,水圏,気圏,生物圏の相互作用によって引き起こされる地球環境変動を具体的に明らかにすると共に,IGCPが21世紀に向けて提唱している“Geoscience in the Service of Society"に向けて日本が果たすべき役割を実現するための企画に付いて議論を深めることを目的として組織された.研究代表者および分担者は,平成9年6月6日、9月19日、および、平成10年2月20日の3回東京で会合をもち,各プロジェクトの活動状況や今後の活動について情報を交換した.また,国際協力事業の推進に関する問題点についても議論を進めるとともに,各プロジェクトの国際集会を主催あるいは参加し国際交流に努めた.以上に関しては,IGCP国内委員会の議事録や活動報告(英文および邦文)の資料を添付した.また,平成10年1月24日には,とくにIGCP-379と384中心に,「カルストと環境変遷」と「インパクトからみた地球環境」の2つのセッションからなるIGCP特別シンポジウム「アジア・太平洋地域の形成と地球環境」を神戸大学で開催し(講演要旨集貼付),活発な議論が行われた.今後も,人類社会に直接関るテーマで特別シンポジウムを開催していく予定である.なお,シンポジウムの成果は,IGCP国内委員会の出版物と月刊地球の特別号として公表することにしている.
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