研究課題/領域番号 |
09894018
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
大峰 巌 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60146719)
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研究分担者 |
百瀬 孝昌 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10200354)
寺嶋 正秀 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00188674)
本間 健二 姫路工業大学, 理学部, 助教授 (30150288)
富永 圭介 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助手 (30202203)
加藤 重樹 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (20113425)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1997年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 複雑化学系 / 生体高分子 / 溶液 / 化学反応ダイナミックス / 電子論 / 特異性 / 階層性 / 揺らぎ |
研究概要 |
複雑化学系(例えば、溶液内・生体内化学反応)に於ける、反応の選択性・方向性の分子論的発現機構とそれに及ぼす量子効果を明らかにすることを目的とする研究班、即ち複雑化学系(溶液、生体高分子)の化学反応ダイナミックスに於いて特異的反応経路を作っている分子論的(電子論的、運動論的)要因は何かを明らかにし、また溶液、生体高分子の揺らぎ、集団運動などの運動の特性が如何にこれらの反応のダイナミックスの特異性を生んでいるかに関する研究を重点的に行う特定領域研究の為の準備班を組織した。 平成9年2月に重点領域研究「化学反応ダイナミックスの階層性の原理-素反応から生物反応を貫く原理の解明に向けて-」を申請し同年6月にヒヤリングを受けたが採択されなかった。 平成9年度に本企画研究が採択されたので、総括班実施グループで数回の検討を重ね、また計画班員全員で10月に名古屋での分子構造討論会、また11月に名古屋で全体会議を行い、研究計画の内容を煮詰め、平成9年12月に平成10年度発足特定領域研究(B)「凝縮系化学反応ダイナミックス-多様性・特異性の発現と量子効果-」の申請を行った。 前回重点領域申請「化学反応ダイナミックスの階層性の原理」より、さらに研究の中心を特に溶液また生体高分子の反応ダイナミックスに絞り、これらの系での揺らぎが化学反応に及ぼす影響を中心に研究を進めることとし、 1)複雑化学系に於ける揺らぎと緩和 2)揺らぎと反応のダイナミックスの関係 3)生体反応に於ける特異性の発現機構 に関する研究を3つの柱とした研究組織を作り、其の研究内容を煮詰めた。 前回の15人中7人が残り、新たに3人が入り、計10名の構成とした。
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