研究課題/領域番号 |
09895010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
土木材料・力学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岡村 甫 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30010664)
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研究分担者 |
梅原 秀哲 名古屋工業大学, 工学系研究科, 教授 (70151933)
森 博 名古屋大学, 工学部, 助教授 (80157867)
丸山 久一 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (30126479)
魚本 健人 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (80114396)
小澤 一雅 建設省土木研究所, 主任研究員 (80194546)
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研究期間 (年度) |
1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1997年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 自己充填コンクリート / 国際ワークショップ / 自己充填性 / 自己充填性評価法 / 配合設計法 |
研究概要 |
自己充填コンクリートについて、自己充填正評価、設計、施工および二次製品の各システムについて日本国内の技術の現状の調査を行った。その結果、限られた技術者のみが携わる場合には十分対応可能な技術レベルであるが、自己充填コンクリートをより一般化して普及させるためには、設計、製造や施工に必要な技術を分かりやすく数値化・定量化するための研究開発が必要である事が明らかとなった。 (2)海外における技術の現状 海外においては、実施工例は皆無であるが、特にカナダ・イギリス・オランダ・韓国・台湾において基礎研究が開始されている。日本に対しては、特に日本の既往の知見が自己充填コンクリート実用化の際に役立つかどうか、特に、特性の異なる各国の材料を用いた配合設計法の構築に関心を寄せている事が明らかとなった。 (3)国際ワークショップの企画立案 以上の調査結果に基づき、国際ワークショップの企画を立案した。海外における技術の現状調査で協力頂いた方を含め、10ヶ国(日本、アメリカ、カナダ、イギリス、デンマーク、スウェーデン、オランダ、韓国、台湾、タイ)から合計14名の、指導的立場にある研究者から成る組織委員会を発足させた。ワークショップのTechnical Sessionとして、自己充填コンクリートの自己充填性評価・設計・施工・工場製品の各システムおよび指針・マニュアルについての技術の現状報告および議論、および各国の現状報告を行うこととした。本内容について、(1)日本の技術についての情報発信、(2)各国の現状を見据えた上での日本の既往の知見と各国への適用可能性、(3)今後の国際的な研究協力体制・情報網整備の推進、の3つの観点から議論を行う事としている。本ワークショップは、平成10年8月23-26日、高知工科大学(高知県)において開催する予定であり、既に世界各国に開催案内を行っている。
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