研究課題/領域番号 |
09CE2003
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研究種目 |
特別推進研究(COE)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鈴木 厚人 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00100818)
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研究分担者 |
井上 邦雄 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10242166)
末包 文彦 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10196678)
白井 淳平 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (90171032)
古賀 真之 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90343029)
斎官 清四郎 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80011162)
山口 晃 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60004470)
阿部 浩也 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60004412)
吉村 太彦 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70108447)
橋本 治 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50092292)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
2,366,000千円 (直接経費: 2,315,000千円、間接経費: 51,000千円)
2003年度: 130,000千円 (直接経費: 100,000千円、間接経費: 30,000千円)
2002年度: 91,000千円 (直接経費: 70,000千円、間接経費: 21,000千円)
2001年度: 150,000千円 (直接経費: 150,000千円)
2000年度: 540,000千円 (直接経費: 540,000千円)
1999年度: 640,000千円 (直接経費: 640,000千円)
1998年度: 465,000千円 (直接経費: 465,000千円)
1997年度: 350,000千円 (直接経費: 350,000千円)
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キーワード | ニュートリノ / 素粒子大統一理論 / ニュートリノ振動 / ニュートリノ質量 / 太陽ニュートリノ欠損問題 / 地球エネルギー源 / 液体シンチレータ / 光電子増倍管 / 地球エネルギー減 / 極低放射能 / 素粒子 / 原子炉ニュートリノ / 太陽ニュートリノ / 地球ニュートリノ / 超新星爆発ニュートリノ / 原子炉反ニュートリノ / 地球内部ニュートリノ / 超新星ニュートリノ / 超新星ニュウートリノ / 地球内部反ニュートリノ |
研究概要 |
研究代表者が率いるカムランド実験は,中核的研究拠点形成プログラムの支援(平成9年度〜平成15年度)を得て,平成13年度に1000トン液体シンチレータニュートリノ/反ニュートリノ観測装置を神岡鉱山の地下に完成させた。そして,平成14年1月よりデータ収集を開始し,現在継続中である。この間,平成14年12月に,原子力発電所の原子炉から生成される反電子ニュートリノ(原子炉起源)の消失現象を世界で初めて検出した。この現象は,ニュートリノが質量を持つことに起因するニュートリノ振動を強く示唆し,その証拠は次の論文(平成16年7月予定)で公表する予定である。また,原子炉反電子ニュートリノ消失現象の発見に関する論文(Phys.Rev.Lett.90,021802,2003)は,現在までに被引用数537となっており、Thomson ISI Web of Scienceデータに基づくScience Watch誌の最新号(March/April,2004)では本論文は月間被引用数で物理学分野の世界第1位、医学、化学、生命科学・物理学を合わせた総合順位でも世界第2位となっている。 本研究では,反電子ニュートリノスペクトルにおけるウラン及びトリウム・ピークの同定による地球反ニュートリノ検出の挑戦も行なわれた。これまでの実験で検出器の充分な性能が示され、世界初の検出が期待されている。実現すれば地球内部のウランやトリウムの存在量、ウラン/トリウム比の測定など地球内部のエネルギー生成機構や地球進化史の解明に不可欠の情報が期待される。また検出器を更に高感度化し^7Be太陽ニュートリノの未曾有の高感度測定を目指した研究が進行中である。
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