研究課題/領域番号 |
09F09211
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田嶋 俊雄 (2011) 東京大学, 社会科学研究所, 教授
田島 俊雄 (2009-2010) 東京大学, 社会科学研究所, 教授
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研究分担者 |
HONG SaoYang 東京大学, 社会科学研究所, 外国人特別研究員
HONG Saoyang 東京大学, 社会科学研究所, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2011年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2010年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2009年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
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キーワード | 台湾 / 機械産業 / 技術 / 中華民国 / 重電機産業 / 植民地工業化 / 台湾鉄工所 / 台湾機械公司 / 台湾船渠株式会社 / 台湾造船公司 / 砂糖産業 / 技術移転 / アメリカ援助 / 資源委員会 / 植民地 / 砂糖 |
研究概要 |
この年度に研究分担者は自らの台湾・政治大学大学院経済研究所における博士論文を基礎に日本学術振興会科学研究費研究成果公開促進費の助成を受け、帰国前の2011年8月に『台湾造船公司の研究 植民地工業化と技術移転(1919-1977)』(洪紹洋著、御茶の水書房)を日本で上梓している(課題番号235186、交付金150万円)。この過程で論文校閲を目的に謝金を活用した。 また戦時、戦後期の台湾機械産業の接収と変容をテーマに、2011年8月に中国河南省開封市の河南大学で開催された国際ワークショップ「中国経済史研究:産業与金融」において、研究分担者は「戦後台湾民営機電産業的発展-以大同公司為例(1945-1965)」と題する報告を行い、さらに東京大学社会科学研究所における共同研究の成果の一部として、洪紹洋「台湾機械公司の接収と発展」(加島潤・木越義則・洪紹洋・湊照宏著『中華民国経済と台湾:1945-1949』東京大学社会科学研究所現代中国研究拠点研究シリーズNo.8)を2012年3月)に刊行した。これらを準備する過程において、研究代表者および研究分担者などにより、東京および京都において準備のための研究会が組織され、適宜旅費が支出された。 これらの研究成果を通じ、東アジアNIESの経済発展を支えた機械産業の形成過程について、研究史の空白を埋める手堅い実証研究が行われたと評価できる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
この2年間に研究分担者は単著を中国語・日本語でそれぞれ刊行するとともに、アメリカ、中国において学会・シンポジウムで研究成果を発表するなど、着々と成果を挙げたと評価できる。
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今後の研究の推進方策 |
研究分担者は帰国したが、この2年間に培った研究代表者および関係する若手研究者とのネットワークを生かし、引き続き国際的な視野のもとに共同研究を進めていきたい。
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