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シロイヌナズナのインプリント遺伝子活性化におけるクロマチン機能とDNA脱メチル化

研究課題

研究課題/領域番号 09F09311
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 植物生理・分子
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

木下 哲  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 特任准教授

研究分担者 DIANA Buzas  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2009 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2011年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2010年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2009年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードシロイヌナズナ / エピジェネティクス / DNA脱メチル化 / 胚乳 / インプリント遺伝子 / インプリンティング / DNAメチル化
研究概要

植物のインプリント遺伝子がどのようにDNA脱メチル化を受け、どのように片一方の対立遺伝子のみが活性化されるかは多くの部分が不明である。この過程では、DNA脱メチル化を受ける領域の認識・決定、クロマチンリモデリング、ヒストン修飾、塩基除去修復系によるDNA脱メチル化、転写のステップ等が少なくとも考えられる。しかしながら、これらがどのような順番で制御されるかに関してさえ未だ不明である。本研究では、シロイヌナズナを用いて、DNAメチル化を伴って遺伝子発現不活化状態にあるFWAインプリント遺伝子をモデルにこれらの問題に切り込むことを目的としている。FWAはDNAの脱メチル化を受ける時期と細胞、シスエレメント等、多くが明らかになっている数少ないモデル遺伝子である。これまでに、インプリント遺伝子FWAの遺伝子発現を指標にして、ゲノムインプリンティングの制御に関わる変異体を複数単離している。外国人特別研究員のDiana Buzasさんの解析から、alac4変異体は受精前の中央細胞においてFWA-GFPリポーターを活性化できないとともに、他のインプリント遺伝子も活性化できないため、インプリンティングの確立に深く関わる因子と考えられる。また、原因遺伝子は、人から酵母まで保存されているが、その機能が未解明な低分子タンパク質をコードする遺伝子が原因であることを明らかにしている。さらにALAC4遺伝子が中央細胞や胚乳を取り囲む細胞層で強く発現することなどを明らかにしつつある。

報告書

(3件)
  • 2011 実績報告書
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] FLC : A Hidden Polycomb Response Element Shows Up Silence2011

    • 著者名/発表者名
      Buzas, D., Tamada, Y., Kurata, T.
    • 雑誌名

      Plant and Cell Physiology

      巻: (オンライン) 号: 5 ページ: 20-20

    • DOI

      10.1093/pcp/pcr163

    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Role of ALAC4 (ALArm Clock for FWA imprinting 4) in DNA Methylation dynamics of endosperm imprintied genes2012

    • 著者名/発表者名
      Buzas, D., Kinoshita, Y., Sugimoto, Y., Kinoshita, T.
    • 学会等名
      日本植物生理学会
    • 発表場所
      京都産業大学
    • 年月日
      2012-03-17
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://bsgcoe.naist.jp/special-grp02.html

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

URL: 

公開日: 2009-04-01   更新日: 2024-03-26  

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