研究課題/領域番号 |
09J01605
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
各国文学・文学論
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
秋草 俊一郎 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 特別研究員(PD) (70734896)
|
研究期間 (年度) |
2009 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2011年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2010年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2009年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 翻訳 / 英米文学 / 比較文学 / 世界文学 / 翻訳研究 / 自己翻訳 / バイリンガリズム / 亡命 |
研究概要 |
昨年度に引き続き、ナボコフの自己翻訳についての研究を中心におこなった。今年度はそれに加え、ほかの自己翻訳をおこなった作家との比較や、比較文学的な観点からナボコフに影響を与えた作家、ナボコフが影響を与えた作家についても研究をおこなった。 研究成果は、共著書『書きなおすナボコフ、読みなおすナボコフ』、『ロシア文化の方舟ソ連崩壊から二〇年』や文芸誌に論文として発表したほか、デイヴィッド・ダムロッシュ『世界文学とは何か?』やウラジーミル・ナボコフ『ナボコフ全短篇』など自分の研究分野にとって重要な書籍を共訳した。 ロシア文学会、ナボコフ協会の大会、世界文学シンポジウムなどに参加し発言しただけでなく、京都大学でおこわれているアーダ読書会に定期的に出席し、注釈作りに貢献した。 11月にはニューヨーク公共図書館のバーグ・コレクションおよびコロンビア大学のパフメチェフ・アーカイヴで調査した。とくに未発表のノートおよび未公刊の書簡を精査した。 1月にはオークランド大学(ニュージーランド)でおこなわれた国際ナボコフ学会において発表 "Nabokov and Hearn:Where the Transatlantic Imagination Meets the Transpacific Imagination"をおこない、成果を発表し、海外の研究者と交流した。また3月には日本通訳翻訳学会において講演「ナボコフと翻訳『オネーギン』翻訳を中心に」をおこなった。
|