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ムラービト朝、ムワッヒド朝とアンダルスのウラマー―外来政権の支配とその受容―

研究課題

研究課題/領域番号 09J05623
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 東洋史
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

野口 舞子  お茶の水女子大学, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2009 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
2010年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2009年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワードマグリブ・アンダルス / イスラーム・スペイン / イスラーム中世史 / ムラービト朝 / ウラマー / 外来政権
研究概要

本研究の目的は、ムラービト朝とムワッヒド朝という共にマグリブに興り、アンダルス(イスラーム治世下のイベリア半島)支配を行った外来政権を対象に比較分析を行い、両王朝のアンダルス支配と在地社会におけるその受容の実態を明らかにすることである。その結果、アンダルス史における外来政権の支配の性格やイスラーム世界におけるアンダルスの位置づけについて、一つの展望を示すことを目的としている。
平成21年度は、ムラービト朝期のアンダルスのウラマー(イスラーム知識人)の実態と、彼らと王朝の支配の関係を明らかにするため、文献調査と現地調査を中心に行った。文献調査では、史料としてアラビア語年代記、伝記集を用いて研究を進めた。本年度は特に、マグリブ地域の記述に特化した史料を加えて用いることで検討対象地域を広げ、両地域の比較作業を通じてムラービト朝のアンダルス支配の実態解明を目指した。これらの成果としては、邦語、英語で研究会報告を3回行った。他方、文献調査と並行して、スペインのマドリードおよびモロッコのラバトの図書館、文書館において現地調査を行った。これは日本では入手することが出来ない史資料を収集するためや、対象地域における最新の研究動向を把握するために本研究に必要不可欠のものである。また、本研究で対象としているように、ムラービト朝の支配領域は現在のスペイン、モロッコ地域にまたがっていたため、両地域での現地調査が必要である。こうした現地調査では、文献を収集するだけでなく、現地研究者とも直接議論を交わすことで研究の精度を高めると共に、新たな知見を得ることに努め、本研究に大きな進行が見られた。

報告書

(1件)
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ムラービト朝のアンダルス支配とその受容に関する研究調査2010

    • 著者名/発表者名
      野口舞子
    • 雑誌名

      お茶の水女子大学大学院教育改革支援プログラム「日本文化研究の国際的情報伝達スキルの育成」平成21年度活動報告書海外教育派遣事業編

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] The Almoravid Rule of al-Andalus : The Relationship between the Military Govemors and the Andalusian 'ulama'「ムラービト朝のアンダルス支配:軍事支配者とアンダルスのウラマーの関係から」2009

    • 著者名/発表者名
      Maiko NOGUCHI
    • 学会等名
      Islamic Seminar of the Institute of Asian Cultures, The Ulama in the History of the Maghreb : Their roles with reference to social integration, formation of the nation, and political dynamism
    • 発表場所
      上智大学
    • 年月日
      2009-09-07
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2024-03-26  

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