研究課題/領域番号 |
09J06222
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
浦山 聖子 専修大学, 法学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2011年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2010年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2009年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | グローバルな分配的正義 / 外国人労働者 / 移民政策 |
研究概要 |
本年度も、昨年度に引き続き、英米圏の政治哲学におけるグローバルな分配的正義論および移民の正義論について主に研究を行った。今年度は、本研究の最終年度であり、博士論文の紀要への掲載や研究会・学会での発表など、これまでに得られた成果の発表が中心的な作業になった。 主な研究成果としては、国家学会雑誌への博士論文の連載がある。(グローバルな平等主義と移民・外国人の受け入れ(一)~(四)また、オックスフォード大学のデイビッド・ミラー教授を招聘した、第10回神戸記念レクチャー「人権とグローバルな正義」(名古屋セミナー)にて、ミラー教授のナショナリスティックな観点からのグローバルな正義論をめぐって、その含意と教授の主張する「弱いコスモポリタニズム」論の内容について報告し、ご本人と質疑応答を行った。第25回IVR(国際法哲学・社会哲学連合)世界大会では、ナショナリスティックな観点からの移民受け入れ規制論と平等主義的な観点からの移民受け入れ積極論について、批判的検討を加えつつ、報告した。このときの原稿は、来年度以降、改稿の上、学会を開催したドイツのゲーテ大学のオンライン出版システムを通じて刊行される予定である。このほか、9-10月には、全国憲法研究会秋季総会およびその予備研究会にて、Will Kymlickaを中心とする英米の現代正義論における多文化主義の議論の概要と法哲学と憲法学の多文化主義研究への関心の違いについて、報告を行った。このときの原稿は、改稿の上、来年度に出版される「憲法問題」23号に掲載される予定である。
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