研究課題/領域番号 |
09J08994
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小林 博樹 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 特別研究員(PD) (60610649)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2010年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2009年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | VR / 生物多様性 / 野生動物 / モニタリング / サステナブル |
研究概要 |
本研究の目的は、実世界の非管理刺激による聴覚反応変位の研究である。本研究は以下の要素部からなる。(1)生物評価部:遠隔地生態系とユーザーをマイク・スピーカのみ経由してネットワーク部とリアルタイムに接続。(2)ネットワーク部:遠隔地環境音入出力システムと生物評価部をリアルタイムに接続。(3)遠隔地環境音入出力部:マイク・スピーカーから環境音を連続的に入出力し、AD(DA)変換後にネットワーク部と接続。アンケート・赤外線・静電容量センサを用いてユーザーや生態系の聴覚反応変位の持続の可能性を検討した。 「聴覚的反応変位」による生態系への介入反応は時系列的に増加することが示唆され、次に計算機と人間の間に「連続な聴覚的反応変位」が確認されたと示している。これにより、人と計算機と生態系の間にメタレベルな「連続な聴覚的反応変位」が成立したことを示している。本研究はこれまで人間を対象とした知能情報学的見地を、多様で複雑な実世界の生物領域へ応用・発展させるものである。リモートセンシング技術等によるリアルタイム環境情報提示・シミュレーション・閉鎖型生態系実験システムは多数存在するが、実世界志向型生態実験モデルは存在しない。生物の聴覚知能特性を生かした、非シミュレーション型の広域実世界志向型生態隔制御モデルの開発として意義がある。
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