研究課題/領域番号 |
09NP1001
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研究種目 |
創成的基礎研究費
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 国際日本文化研究センター |
研究代表者 |
速水 融 国際日本文化研究センター, 名誉教授 (40051164)
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研究分担者 |
河野 稠果 麗澤大学, 国際経済学部, 教授 (60255164)
落合 恵美子 国際日本文化研究センター, 研究部, 助教授 (90194571)
斎藤 修 一橋大学, 経済研究所, 教授 (40051867)
黒須 里美 麗澤大学, 外国語学部, 助教授 (20225296)
小野 芳彦 北海道大学, 文学部, 教授 (20126022)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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キーワード | 歴史人口学 / 家族史 / 人口統計 / 比較史研究 / ユーラシア社会 |
研究概要 |
平成11年度は、最終年度であることを念頭に置さ、計画に從い、史料収集、整理、コンピュータ入力、出力と分析を進めた。国際研究集会は、平成12年1月、ベルギー・リュージュにおいて開催され、日本国内から4名国外から約25名の参加を得て、1.出生力をテーマとする報告・討論、2,平成12年8月にノルウュー・オスロにおいて開催される国際歴史学会(ICHS)におけるの「家族と人口:ヨーロツパとアジアの視角」セツションへの準備報告を行った。国際比較研究の本格的出版は、2001年中に「死亡」編が英語版で刊行される予定である。また.平成12年2月末には、国内最後の国際研究集会を国内集会とともに開き、文部省、学術審議会、本プロジェクト評価委員の出席を得て開かれた。国内研究集会は平成11年9月、福島県郡山において報告会、平成12年3月に2回、京都において、それぞれの執筆する最終報告書を中心として集会を開いた。 今年度行った史料収集作業において、デジタル・カメラによる史料撮影を行った。(岐阜市歴史資料館)最近におけるデジタル・カメラの性能が向上したことにより、従来のマイクロ・フィルム撮影に優るとも劣らない画質を得ることができるようになった。運搬・設定の容易さに加えて、デジタル・カメラからコンピュータに入力するので、後処理が比較にならぬほど便利であり、いささか遅きに失したとはいえ、今後の史料調査に新しい手法を開拓した、といえる.収集史料はBDSと呼ぶワークシート上に整理された後、コンピュータに所定のフォーマツトで入力され、さらに研究目的にそって、リレーショナル・データベースが構築される。本年度は3カ村の構築を行った。研究成果は、シリーズとして刊行し、プロジェクト開始以来計120点に達している。日本の歴史人口学および家族史に関する文献目録を完成し、収集史料目録とともに、最終報告書に添付した。
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