研究課題/領域番号 |
10041016
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
皆川 興栄 新潟大学, 教育人間科学部, 教授 (20006753)
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研究分担者 |
木村 龍雄 高知大学, 教育学部, 教授 (70035822)
園山 和夫 北海道教育大学, 学校教育学部, 教授 (00261230)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | ライフスキル教育 / WHO / ヘルスプロモーティングスクール / イギリス / オーストラリア / ニュージーランド / ヘルスプロモーティグスクール / ライフスキル |
研究概要 |
本研究の目的は、(1)諸外国におけるライフスキル教育関連の情報収集と(2)学校教師に対するライフスキルトレーニングの現状を調査することにある。以下、訪問国・機関における概要を述べる。 1.WHO(世界保健機関):世界の精神保健とりわけ子供の心の検討に関するレクチャーとディスカッションおよびライフスキル教育に関する資料数点の提供を受けた。翻訳し、日本の学校教育に参考とした。 2.University of Manchester:ライフスキル教育の特にRefusal Skillsの研究を推進しており、最新の論文を見せられた。 3.TAGADE:ライフスキル研究と教材では世界をリードしている機関である。その主任研究者で、実際にそのプログラム「Skills for Life」の提供を受けた。 4.The Mentor Foundation:現在南アフリカに研究実践校を設けて、ライフスキル教育プログラムの効果テストを実施におり、その中間的論文の提供を受けた。 5.ウエリントン教育大学と関連学校:心の健康づくりに関するレクチャーを受け、ーその後ライフスキル教育の関するディスカッションおよび関連資料数点の提供を受けた。 6.ライフエジュケーション・オーストラリアおよびライフエジュケーション・NSW:主に、ライフスキル手法を導入した薬物乱用教育と健康教育を中心に各種教材開発と教師トレーニングを行っていた。 7.まとめ 今回の学術調査で多くの成果を得た。すなわち、(1)ライフスキルプログラムの評価研究が間もなく終了し、今後、世界的な普及が行われることなどである。(2)ライフスキル教育を導入した健康教育が行われているだけでなく学校教育全般にライフスキル教育を適用していたこと、(3)ライフスキルプログラムの評価研究は難しいが、教育を受けた子どもがその時点で、あるいは、在学中の生活行動を観察したり、チェック表によるチェックなどを行うことによって評価していくことが重要であることなどの点である。
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