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科学教育世界基準の開発へ向けた科学的リテラシーに関する国際比較調査

研究課題

研究課題/領域番号 10041024
研究種目

国際学術研究

配分区分補助金
応募区分学術調査
研究分野 科学教育
研究機関広島大学

研究代表者

武村 重和  広島大学, 教育学部, 教授 (70112159)

研究分担者 猿田 祐嗣  国立教育研究所, 科学教育研究センター, 室長 (70178820)
日置 光久  広島女子大学, 生活科学部, 助教授 (10181059)
松本 勝信  大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (90033571)
奥井 智久  宇都宮大学, 教育学部, 教授 (60024965)
MANZANO Virg  広島大学, 教育学部, 助教授 (80208719)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
10,800千円 (直接経費: 10,800千円)
1998年度: 10,800千円 (直接経費: 10,800千円)
キーワード科学教育課程 / 科学的リテラシー / 国際比較調査 / 科学教育改革 / 義務教育段階 / 化学教育の目標 / 科学教育の内容
研究概要

本研究は17ヶ国における義務教育段階の科学教育課程に盛り込まれる科学的リテラシーの比較をねらいにしている。特に、(1)科学教育の目標は何か、また科学教育の果たす役割は何か、(2)義務教育段階の科学教養の特色は何か、また学校教育全体の教育課程との関係はどうか、(3)科学教育の内容の特色は何か、(4)科学教育課程に関する各国の共通点・差異点は何か、の4点に焦点を当てた。各国の教育課程の基準、教科書等の資料を収集するとともに、学校現場での授業観察、理科教育学者や行政官・指導者・教師等との意見交換を行った。
科学教育の目標の共通点は、社会的・経済的な発展をめざして教育、特に科学教育の役割の大きさを主張することにある。発展途上国では一般教育の普遍化と普通科学教育の充実を、先進国では教育の質的向上をねらいとしており、形は異なるものの、全ての者が豊かな科学的リテラシーを習得することを目標に掲げている。また、以前のような科学者人材の育成から、現在は論理的・批判的な思考力や社会との関連の理解、問題解決の能力の育成が科学教育の主流へと移っている。つまり、科学的リテラシーの習得は、学び方と考え方を学び、問題解決の能力を育てる教育によって達成されるという共通認識がある。
科学教育の内容を分析すると、(1)学術的内容、(2)領域統合の内容、(3)身近な科学の学習課題の3つに分けられる。例えば、小学校では(3)の多い総合的かつ関連的な学習が中心で、発達段階に応じて五感による経験から科学的概念の習得へと問題解決が行われる。なお、イギリスやアメリカなど5カ国では、国や州の教育課程の基準が示されるが、日本と異なり、学校レベルの授業計画・実践に関わるガイドラインと捉えられる。
今後は各国の研究者と協議して世界基準のフレームワークを構築し、本研究をさらに発展させる必要がある。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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