研究課題/領域番号 |
10041028
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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研究機関 | 沖縄県立芸術大学 |
研究代表者 |
加治工 真市 沖縄県立芸術大学, 美術工芸学部, 教授 (10106586)
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研究分担者 |
久万田 晋 沖縄県立芸術大学, 附属研究所, 助教授 (30215024)
柳 悦州 沖縄県立芸術大学, 附属研究所, 助教授 (70200532)
波照間 永吉 沖縄県立芸術大学, 附属研究所, 教授 (30189576)
星野 紘 国立文化財研究所, 芸能部長(研究職) (30311161)
赤嶺 政信 琉球大学, 法文学部, 教授 (40192893)
大城 學 沖縄県教育庁文化課, 主任専門員
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
2000年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1998年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
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キーワード | 雲南省の少数民族 / 沖縄 / 伝統(基層)文化 / 祭祀 / 少数民族語 / 基礎語彙 / シャーマニズム / 芸能・民族音楽 / ハニ族の音声・アクセント / 白族の音声 / 少数民族語の基礎語彙 / 仮面神 / シャーマン / 神話・神謡 / 民俗芸能 / 染織技術 / 基層文化 / 雲南省 / 少数民族 / 比較研究 |
研究概要 |
本調査研究は、平成10年度〜平成12年度の3ヵ年にわたって行われた。沖縄県立芸術大学の教員を中心とした日本側研究者7名と、中国雲南大学の教員を中心とした中国側研究者5名の合同調査研究という形式で行った。その間の現地調査回数及び研究発表会は、次の通りである。 平成10年度については中国調査を2回(1998年8月・1999年3月)、沖縄調査を1回(1999年1月)実施し、日本側研究者と中国側研究者の合同研究発表会を開催した(1999年1月)。平成11年度は中国調査を2回(1999年12月・2000年3月)実施した。平成12年度については2回(2000年8月・2001年3月)の中国調査と1回の沖縄調査(2000年10月)を行い、同年10月に合同研究発表会を開催した。 研究成果報告書『沖縄と中国雲南省少数民族の基層文化の比較研究』は、その3ヵ年の調査研究のまとめである。内容的には、(1)年中行事、(2)神話・民話、(3)言語、(4)民族音楽、(5)民族舞踊、(6)歌謡、(7)住居、(8)衣・染織、(9)食、(10)生業、(11)社会生活、(12)信仰、(13)人生儀礼などの項について、各研究分担者の現地調査の成果をまとめた。現段階では、まだ基礎的な部分の報告に留まっているが、沖縄・日本と中国雲南省少数民族の基層文化の類似点・相違点について、新たな情報・知識を提供する報告書となっている。また、中国側研究者からの報告については、沖縄文化についての新しい論考が展開されている点などが、注目に値すると考えている。 今回の調査研究を通して、雲南省の少数民族文化に対する理解を深め、沖縄の基層文化に関する知識を深めることができた。今後の比較文化研究の進展に寄与するという意味においても、有意義なものであったと評価している。
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