研究課題/領域番号 |
10041032
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
文化人類学(含民族学・民俗学)
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
平山 善吉 日本大学, 理工学部, 教授 (90059189)
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研究分担者 |
小杉 孝行 建築文化研究所, 所員(研究者)
坪井 善明 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (00163874)
上野 邦一 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (70000495)
盛合 禧夫 東北工業大学, 工学部, 教授 (10085459)
片桐 正大 日本大学, 理工学部, 教授 (50059515)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
24,900千円 (直接経費: 24,900千円)
2000年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1999年度: 7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1998年度: 9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
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キーワード | ベトナム社会主義共和国 / 仏教寺院 / ヒンドゥー教遺跡 / ディン / 村落構成 / 碑文 / 宗教儀礼 / 仏像 / チュア / ラオス / カンボディア王国 / 土着技術 / 建築材料 / 地盤 / 民家 / 社会経済調査 / 寺院 / 亭(ティン) / 殿(テン) / 村落形成 / 親族組織 / 配水・灌漑 / 多雨林地帯 |
研究概要 |
ベトナム・ラオス・カンボジアの3国はこれまで旧仏領インドシナとして植民地支配を受け、その後独立・内戦・東西対立とその解決後、市場原理の導入を経てきた。この地域の伝統的村落は独立後変貌を遂げてきた。そこで、定点的・比較検討的に居住環境と土着技術に絞り,、調査・研究するのが目的である。 調査研究方法は、伝統的村落選び、居住環境と土着技術の変化を総合的・学術的に調査・研究し、比較検討を行ってきた。共通テーマは人文と自然の諸学と地域研究を包摂するもので、立地と地形、家宅配置と近隣耕地、近隣森林と家畜放牧、屋敷地共住と親族組織、村人大工と農閑期作業、煉瓦製法、伝統織機、養蚕などのテーマである。特に、カンボジア西北部のシェムリアップ州北スラスラン村の高床住宅、トンレサップ湖沿岸の杭上住宅、ベトナム北部バクニン省ティエンソン県ディンバン社を中心とした地域のディン(亭)、土間式住宅の調査をおこなった。カンボジアでは文化・情報省、アプサラ(アンコール地域遺跡整備機構)の協力を得て調査を実施、ベトナムでは社会利学院、考古学院の協力を得た。特に、民家の分布と平面分析、大工技術などについて実測、聞き込みを行った。ベトナムでは集落の中心となっているディン(亭、村落集会所)の調査を起点として、各村落の住居環境調査を行った。さらに、亭などの公共建築に関わった大工集団と村との関係資料を収集した。もう一つは、村落集会所(ディン)など木造建築遺構の平面図、断面図、断面詳細図、拓本などである。とくに考古学院の配慮で貴重な写真などを多数撮影し、フォトCD化してベトナム側と共有した。
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