研究課題/領域番号 |
10041148
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
浅野 正一郎 (2000) 国立情報学研究所, 情報基盤研究系, 教授 (50092119)
猪瀬 博 (1998-1999) 学術情報センター, 所長 (70010618)
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研究分担者 |
漆谷 重雄 国立情報学研究所, 実証研究センター, 客員助教授
松方 純 国立情報学研究所, 実証研究センター, 助教授 (70173820)
安田 靖彦 国立情報学研究所, 実証研究センター, 客員教授 (40013106)
趙 偉平 国立情報学研究所, 情報メディア研究系, 助教授 (80260016)
阿部 俊二 国立情報学研究所, 実証研究センター, 助教授 (00280561)
浅野 正一郎 学術情報センター, 研究開発部, 教授 (50092119)
魚瀬 尚郎 NTT, 情報流通プラットフォーム研究所, 主幹研究員
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
2000年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 学術研究ネットワーク / インターネット / 国際接続 / Internet2 / フォトニック・ネットワーク / 超高速ネットワーク / 国際研究ネットワーク / 学術調査 / 学術情報ネットワーク / vBNS / Abilene / GIBN |
研究概要 |
米国NSFがvBNS(very highspeed Backbone Network Service)の運用を開始して以来、世界の研究ネットワークは超高速化している。1998年には、新たにInternet2プロジェクトがAbileneと称する超高速ネットワークの稼動を開始し、ネットワーク研究の一つの中核となっているが、国立情報学研究所(その前身の学術情報センター)は日本の大学がInternet2プロジェクトに参加できるように、Internet2プロジェクトと調整を進め、学術情報ネットワークとAbileneの接続を実現した。1999年10月にはシカゴ市STAR-TAP(Science, Technology and Research,Transit Access Point)にて両者は接続し、2000年10月からはより高速でロスアンジェルス市にて接続を継続している。 米国のみならず、カナダ(CA^*net3)、欧州(TEN-155)、ドイツ(DFN)、フランス(RENATER)、オランダ(SURFNET)、,北欧(NORDUnet)等は主要な研究ネットワークであり、また高エネルギー物理学(ESnet)、宇宙理学(MISN,NREN)等は専門分野の研究ネットワークとして存在している。これらとの接続を実現し、研究課題が必要とする品質と速度を提供するために、国際調整を行った。特に本年度は、 (1)国際研究集会である世界通信会議(ISS2000、英国バーミンガム市)と同時に開催されたIPv6導入会議に出席し、日本の研究ネットワークにおけるネットワーク開発研究成果の報告を行った。(浅野、漆谷) (2)高速化と同時に、映像伝送が増大している研究情報交流では、従来の通信特性とは異なる現象が観測され、品質の維持のためには新たな対応が必要であることが明らかになっている。この解析を報告し、国際的研究者と検討を進めた。(計) (3)Internet2プロジェクトの年次会合が10月にアトランタ市で開催された。ここで、Abilene並びに世界の研究ネットワークとの接続調整を実施し、超高速国際接続に向けた技術検討を集中的に実施した。(漆谷) (4)カナダを代表する研究ネットワークであるCA^*net3の年次会合が、12月にモントリオールで開催され、次年度から光(フォトニック)研究ネットワークを日本を含む各国で開発するための技術検討を集中的に実施した。(趙、漆谷、藤野) 以上により、平成10年度から3ヵ年間に亘り実施した本学術調査は、日本の学術研究の基盤を形成している学術情報ネットワーク(SINET)に参加する研究者を支援するために、諸国並びに分野毎の研究ネットワークと調整を進め、有効かつ品質を維持した国際接続を達成することで、当初の目標を達成している。同時に、次年度から世界の研究ネットワークが光ネットワークに移行するが、これに先立ち光ネットワークの国際接続に必要となる研究課題を検討し、将来の基礎を築いている。
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