研究課題/領域番号 |
10041162
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
育種学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
平岡 洋一郎 (佐藤 洋一郎) 静岡大学, 農学部, 助教授 (20145113)
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研究分担者 |
石井 尊生 神戸大学, 農学部, 助手 (20260648)
上埜 喜八 東京農業大学, 生物産業学部, 講師 (30223481)
佐藤 雅志 東北大学, 遺伝生態研究センター, 助教授 (40134043)
島本 義也 北海道大学, 農学部, 教授 (00001438)
中村 郁郎 千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (50207867)
福田 善通 国際稲研究所, 主任研究官
福田 喜通 農林水産省北陸農業試験場, 主任研究官
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
13,700千円 (直接経費: 13,700千円)
2000年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1999年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1998年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | 野生イネ / 遺伝資源 / 調査収集 / ラオス / ミャンマー / カンボジア / Oryza / rufipogon / 進化 |
研究概要 |
インドシナ半島には、野生イネ,栽培イネともに実に多様なイネが存在する。野生イネについて言えばこの地域で記載される野生イネは、数え方にもよるが6種に達する。また種内の変異も大きく、同種とは思えないほどに違った形質を持つ系統が多数存在する。栽培イネについて言えば、まずこの地域がいわゆる「モチイネ栽培圏」のセンターであり、実に多様な品種の「坩堝」であることを忘れるわけにはいかない。このようにインドシナが大きなイネ遺伝資源のセンターであるにもかかわらず濱田秀夫博士(当時兵庫農科大学)らがベトナムのサイゴン(現在のホーチミン)からカンボジア、ラオス、北部タイを経てバンコクに及ぶ調査旅行を行った以外まとまった調査はない。 本調査は濱田博士が調査された地域は除きつつ、かつ安全で効率よく調査ができること、遺伝資源収集上重要な地域から順に調査を行うこと、などの原則をおいて以下の7地点の調査を行った。 (1)ベトナム。南部の中心地ホーチミンからメコン川をわたったメコンデルタ一帯。この地域は前調査でも調査対象地域としたが、今回はカンボジアに近いデルタ上流地帯の低湿地帯を目標に置いた。(2)ラオス北部。主にモチイネを対象とし、最北部中国国境からルアンナムタ、ムアンゴイをへてルアンパバンに達する北東部山岳地帯。なお調査の一部は武田和義教授(岡山大学)を研究代表者とするチームとの共同で行った。(3)ラオス中央部。上述武田教授の国際学術研究班と共同で、ベトナム中部のダナンからクアンチ、ラオバオをへてサバナケットに至る地域の調査を行った。(4)タイ北部ナン地域。(5)カンボジアのプノムペン周辺とトンレサップ湖北岸のシェムレアプ(アンコール)一帯。(6)ミャンマー南部、ヤンゴンからパセインにかけてのイラワジデルタ一帯。(7)ミャンマー北部、カチン州のミッチーナからマンダレーまでの中北部山岳地帯。
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