研究課題/領域番号 |
10044012
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
|
研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
脇田 晴子 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (80088012)
|
研究分担者 |
水野 章二 滋賀県立大学, 人間文化学部, 助教授 (40190649)
村井 康彦 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (00077455)
西川 幸治 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (50025889)
武田 佐知子 大阪外国語大学, 外国語学部, 教授 (00181412)
京楽 真帆子 (京楽 眞帆子) 茨城大学, 人文学部, 助教授 (00282260)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
14,900千円 (直接経費: 14,900千円)
1999年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1998年度: 7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
|
キーワード | 都市 / 周縁分化 / 生活環境 / 女性 / 殺生禁断思想 / 芸能 / 葬送 / 祭礼 / 周縁文化 / 文化 / 風俗 / 説話 |
研究概要 |
本研究は(1)巨大都市における居住形態・衛生・身体的状況の歴史的研究、(2)都市における信仰・宗教・祭礼・芸能の歴史的研究としているが、平成10年度に(2)を、11年度に(1)を中心として研究交流・共同調査を行った。フランス側からは、クラビッシュ・ズベール、P.スイリ-、M.コラルテル、A.ブッシイの諸氏を招き、国立歴史民族博物館、東京日仏会館、京都大学会館において、研究報告と討論を行い、続いて都市としての東京・鎌倉の考古学発掘と都市研究成果、続いて京都、奈良、今井町、日本のコミューンともいうべき郡中惣の現地である甲賀・伊賀・小倭地方、近江の堅田、安土城、彦根城などの現地調査を共同で行って討論した。パリで行ったシンポジュウムは、10年度は11月に日本文化会館で「都市における表象と社会」をテーマとして、P.ペルトン、鈴木正崇、武田佐知子、松岡心平、脇田晴子、P.スイリーの6人が報告した。11年度は9月に、パリ国立民族博物館において、シンポジュウム「都市における文化的環境の比較史研究」を開いた。考古学・平安京・中近世・近代の巨大都市にわかって討論し、佐原真、田中琢、M.コラルテル、長志珠絵、P.ローゼンタール、西川幸治、水野章二、橋本裕之、が報告した。司会者・ディスカッサントには西洋史・東洋史の専攻のフランス人を主として頼み、日本人のフランス研究者にも協力を仰いだので、広い問題の視野のなかで討論ができ、新たな視角をお互いに開拓し、日本史学の成果を提示できたと思う。コラルデル氏が20余年間発掘されたパラドリュ湖、コルチェル遺跡などの都市的集落・城砦の発掘現場、個人所有の城砦、原子力研究センターで原子力方法による修復研究所を訪問、研究の視角、方法、文化財の保存のあり方等について討論を行う事が出来た。申請したとおりの研究日程をこなし、予期以上の効果を挙げる事ができた。これらは成果報告書として提出するが、出版の予定も立っている。
|