研究分担者 |
村上 康二 国立がんセンター東病院, 放射線部, 医員
縄野 繁 国立がんセンター東病院, 放射線部, 医長
清水 昭伸 東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 助教授 (80262880)
萩原 義裕 東京農工大学, 工学部, 助手 (80293009)
NISHIKAWA Ro シカゴ大学, 医学部, 助手
DOI Kunio シカゴ大学, 医学部, 教授
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研究概要 |
本研究では,乳房X線像の計算機支援診断(CAD)システムの開発に長年取り組んできた本学と米国シカゴ大学の研究グループが,互いに情報を交換することにより,CADシステム開発を加速することを目的とした.研究を効果的に進めるために,年間1回ずつ,相互の研究施設を訪問し,情報の交換を行うこととした.実績としては以下のようである. 平成10年6月20日-6月25日 シカゴ大学グループ来日 平成10年11月28日-12月6日 本学グループシカゴ訪問 平成11年10月2日-10月9日 シカゴ大学グループ来日 平成12年2月12日-2月17日 本学グループR2 Technology社訪問 平成10年6月および平成11年10月のシカゴ大学グループの来日に際しては,本学,国立ガンセンター中央病院,冨士写真フィルム宮の台技術開発センターにて講演会を開催し,前2者では一般にも広く周知して公開した.講演内容は,シカゴ大学グループの最新の研究活動についてであり,工学的側面と臨床的側面(放射線医学の立場から)の両面より講演とそれに基づく質疑応答を行い,参加者の好評を博した.一般講演の講演会以外では,本学およびシカゴ大学にて双方のシステムの紹介と臨床評価の結果について披露し,システム性能の十分でない部分を中心に,意見交換を行った.また,R2 Technology社への訪問では,実際に市販されているシステムについて,その臨床評価の結果を中心にしたシステム性能やシステム開発の体制についての調査を実施した.
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