研究課題/領域番号 |
10044158
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 奈良女子大学 (1999) 和歌山大学 (1998) |
研究代表者 |
城 和貴 奈良女子大学, 理学部, 教授 (90283928)
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研究分担者 |
笠原 博徳 早稲田大学, 理工学部, 教授 (30152622)
國枝 義敏 和歌山大学, システム工学部, 教授 (90153311)
福田 晃 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学科, 教授 (80165282)
笹倉 万里子 (笹原 万里子) 岡山大学, 工学部, 助手 (30284087)
中西 恒夫 奈良先端科学技術大学院大学, 助手 (70311785)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 自動並列化コンパイラ / 分散メモリ環境 / データ分割 / 中間表現 / 視覚化 / 並列計算機 / プログラム支援 |
研究概要 |
本研究課題では、まず、本研究グループで既に実装を終えているC++版のParafrase-2を整理し、Parafrase-2の中間表現部分と並列化/最適化部分の分離を行なった。同時に、本研究グループで既に提案しているデータ分割グラフを拡張した統一的中間表現を定義し、古い中間表現の削除されたC++版のParafrase-2に実装した。データ分割グラフの拡張部分とは、データ通信の最適化を中間表現内部に組み込むことである。この通信最適化は、バス結合された共有メモリ型並列計算機からワークステーション・クラスタに至るまで、一元管理を目的としたcc-COMA(compiler-controlled COMA)によってサポートされる予定である.次に、統一的中間表現とコンパイラの並列化/最適化部分のインタフェイスの定義を、Promisプロジェクトと連動して行ない、双方の統一的中間表現に、結果として互換性を持たせるようにインタフェイスの設計を行なった。さらに、いくつかの並列化/最適化部分を、統一的中間表現インタフェイスに合わせた修正を行ない、Narafraseのプロトタイプとした。平成12年2月現在、既に本研究グループで提案した統一的中間表現からデータとプログラムを同時に分割するアルゴリズムの実装に着手したところである.このアルゴリズム実装と、Parafrase-2で実装されていた全ての並列化/最適化部分のインタフェイス対応を行なうことで、Narafraseの中心部分の実装を終える予定である。
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