研究課題/領域番号 |
10044182
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
木下 栄蔵 名城大学, 都市情報学部, 教授 (50141908)
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研究分担者 |
吉川 耕司 , 助教授 (80220599)
中西 昌武 名古屋経済大学, 経済学部, 助教授 (10298630)
高橋 磐郎 日本大学, 生産工学部, 教授 (40063432)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | AHP / ANP / 集団合意形成 / 政策決定 / 集団合意形成シナリオ / 集団意志決定ストレス / ネットワーク社会 |
研究概要 |
集団合意形成をいかに満足ゆく形で実施するかは、事業計画の立案・運営や各種の政策決定において重要な問題である。本研究では、今後想定される多様な合意形成局面に対応した実際的な方法論を構築した。これにあたっては、考え得る問題解決シナリオを整理(適用可能局面を確認するアプローチをとった。これらのシナリオの概要は以下の通りである。 〔シナリオA:平均合算〕各評価者の評価結果を単純な平均によって合算し、総合評価を得ようとするシナリオ。 〔シナリオB:評価者格付け〕集団的視点に立って評価者を差別化しようとするもので、評価者を何らかの方法で格付け、これをウエイトとして合算するシナリオ。 〔シナリオC:集団意思決定ストレス最小〕評価の整合性を考え、合理的な差別化の根拠を評価者に提示するシナリオ。 〔シナリオD:全員一致〕評価者が許容可能な範囲の中で原始データの評価値を微調整して全員一致に持ち込むことで、総合評価結果の整合性を保つシナリオ。 ところで、本研究においては、特にシナリオCに着目する。すなわち、評価者を「合理的な格付け」することによって集団全体の意思決定ストレス「集団案によって発生する個人の不満の総和」を最小にするアプローチとして合意形成をとらえ、集団意思決定ストレスに関する理論構築と実際への適用性の検証を行った。
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