研究課題/領域番号 |
10044201
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用動物科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
島田 清司 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授 (40065579)
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研究分担者 |
原田 信弘 (原田 信広) 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (00189705)
朴 民根 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (00228694)
友金 弘 日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 教授 (30023493)
齋藤 昇 (斎藤 昇) 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (40211924)
小野 珠乙 信州大学, 農学部, 助教授 (10177264)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
17,600千円 (直接経費: 17,600千円)
2000年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1999年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1998年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | 鶏胚生殖腺 / 性決定・性分化 / 遺伝子発現 / Dmrt-1 / Sf-1 / AMH / aromatase / Sox-9 / ニワトリ胚 / 性決定 / mRNA / Dmert-1 / Dax-1 / Z性染色体 / ニワトリ / SRC-1 / RT-PCR / アロマターゼ / クローニング / アンチセンスオリゴヌクレオチド / 生殖腺 / SOX9 / in situ hybridization / PCR / 抗ミュラー管ホルモン / アンドロジェンレセプター / 性分化 |
研究概要 |
鳥類の性は遺伝的に決定されるが、哺乳類と異なり性染色体がヘテロ型ZWは雌に、ホモ型ZZは雄となる。しかしながら、染色体情報がどのように性腺の性分化を規定しているのかその分子機構は明らかではない。本研究の前半は、性決定・性分化分子機構経路のの下流として抗ミュラー管ホルモン(AMH)mRNAが孵卵5日目の雄性腺に特異的に発現すること、雌性腺ではアロマターゼmRNAが孵卵6日目に発現するが雄性腺では発現しないことを明らかにした。本研究の後半では、これら遺伝子の制御に関する転写因子について検討した。whole mount in situ hybridyzationによりDmrt-1mRNAは雄性腺で孵卵3-4日に発現し、その後も持続した。雌性腺でもみられたが弱い発現であった。RT-PCR法によりSf-1、Sox9、Dax-1mNA発現を検討した結果、Sox9mRNAは雄性腺で孵卵6日目にみられたが他の2つの遺伝子発現では性差がみられなかった。以上の結果からニワトリ性腺の分化はZZ染色体からDmrt-1遺伝子活性化へと情報が伝えられ次いでAMHmRNA発現、アンドロゲン合成を伴いながら精巣へと分化すると考えられた。
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