研究課題/領域番号 |
10044212
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
江口 吾朗 (江口 吾郎) 熊本大学, 事務局, 学長 (80022581)
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研究分担者 |
阿部 眞一 (安部 眞一) 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (90109637)
相澤 愼一 熊本大学, 発生医学研究センター, 教授 (60073011)
山村 研一 熊本大学, 発生医学研究センター, 教授 (90115197)
高宗 和史 熊本大学, 理学部, 助教授 (20206882)
SCHMID Vollg バーゼル大学, 動物学研究所, 所長
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
2000年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1998年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 再生現象 / 臓器再生 / 再生研究 / 再生医学 / 再生生物学 / 発生生物学 |
研究概要 |
組織及び器官の再生能を活かして、損傷した臓器を修復するための医療技術の開発が現今の臨床医科学の分野に強く要請されている。患者自身の細胞を用いてその組織・器官の損傷部分を再建する窮極的な再生医療技術を開発し確立するためには、再生現象そのものの成立機構を要素論的に解明することが是非とも必要である。そのためには、優れた再生研究者が国際的に連携協力し研究効率を高め基礎研究の成果を発信し、応用開発研究を下支えすることが強く望まれる。このような視点から本研究では基礎研究に力点を置いた再生研究の国際協力体制を確立することを目的とし、3ヵ年にわたり鋭意調査研究を展開し以下の成果を納めた。 1.中近東及びロシア・アジア地域では、日本、インド、ロシア(モスクワ大学ほか)を除き、従来から再生研究はそれほど推進されていない。したがって、これらの地域については、インド及びロシアの中核的研究者との連携の下、研究協力の拠点を日本に置くことが最も有効であるとの結論に達した。 2.分担研究者、バーゼル大学シュミット教授との調査研究を通じ、ヨーロッパについては、連合王国ロンドン大学のJ.ブロックス(Jeremy Brockes)教授の協力を得て、バーゼル大学に連携協力の拠点を置くこととなった。 3.南北アメリカ及びオーストラリア地域については、既に日本の研究者と共同研究を展開しつつある合衆国デイトン大学のP.A.ツオニス(Panagiotis A. Tsonis)教授を中心としてデイトン大学に拠点を設け活動を展開しつつある。 以上の如く、本研究を展開することにより、応用開発を強く意識した再生現象の成立機構解明のための基礎研究の国際的連携協力体制が確立できた。今後は、熊本大学発生医学研究センターを抱括的な中核拠点とし、京都大学再生医学研究所をはじめ我が国の関連研究機関との連携を強化しつつ、再生研究の国際協力を推進する。なお、既に、日米、英米日の共同研究が展開されつゝある。
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