研究課題/領域番号 |
10044213
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
駒野 照弥 東京都立大学, 理学研究科, 教授 (00087131)
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研究分担者 |
古屋 伸久 東京都立大学, 理科研究科, 助手 (50244413)
井上 すみ子 ジョンソン医科大学, 生化学部, 準教授
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ミキソバクテリア / 形態形成 / 胞子形成 / fruA遺伝子 / fruB遺伝子 / タンパクキナーゼ |
研究概要 |
ミキソバクテリアはグラム陰性細菌でありながら、真核生物である細胞性粘菌と類似の形態形成を行う。栄養増殖期には一般の細菌と同様に、二分裂の形で増殖するが、栄養を制限した寒天培地では、形態形成過程にはいる。細胞はグライディングにより集合し、マウンドを形成する。個々の細胞は胞子に変換し、成熟胞子よりなるマウンドは子実体と呼ばれる。Myxococcus xanthusは、形態形成過程で細胞間の情報交換が頻繁に起り、細菌で形態形成を解析できるユニークな系である。fruA遺伝子は形態形成の初期に必須な分子質量25kDaの推定転写因子をコードする。fruAプロモーター近傍に結合する抑制因子Xの存在をゲルシフト法で確認し、その認識配列を推定した。またfruA欠失株で発現の著しく抑えられるタンパクP15の構造を質量分析法で解析した。fruB遺伝子の上流に存在するORF134に挿入変異を導入し、ORF134欠損では形態形成が著しく遅れることを明らかにした。ORF134-fruBはオペロンとしてともに形態形成に関与する。このオペロンは2個のプロモーターを持ち、栄養増殖期は1個だけが発言しているが、形態形成時には2個とも発現する。井上は、IonDは熱誘導遺伝子であり、その発現には大腸菌rpoHのホモログであるsigBCEには依存せず、rpoDホモログであるsigAと転写因子であるHsfAに依存することを明らかにした。HsfAは二成分制御系のレシーバードメインをもち、HsfBキナーゼによりリン酸化を受ける。リン酸化HsfAはIonDプロモーター上流に結合し、転写を活性化する。M.xanthusは多数のタンパクSer/Thrキナーゼを持つ。two hybrid法でこれらと相互作用する遺伝子を検索した。
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