研究課題/領域番号 |
10044229
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
渡邉 建彦 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70028356)
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研究分担者 |
前山 一隆 愛媛大学, 医学部, 教授 (00157158)
大和谷 厚 大阪大学, 医学部, 教授 (30116123)
渡辺 武 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (40028684)
大津 浩 東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (60250742)
谷内 一彦 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50192787)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
15,300千円 (直接経費: 15,300千円)
2000年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1999年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1998年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | ヒスタミン / ノックアウトマウス / ヒスチジン脱炭素酵素 / H1受容体 / H2受容体 / ヒスチジン脱炭酸酵素 / 遺伝子改変動物 / H_1受容体 / H_2受容体 / ヒスタミンN-メチル基転移酵素 / 脳機能 |
研究概要 |
中枢ヒスタミン神経系は、脳の多くの機能に関係し、最近、注目されている。H1とH2受容体及びヒスタミンの合成酵素であるヒスチジン脱炭酸酵素(HDC)遺伝子ノックアウト(KO)マウスが作成された。これらのマウスを用いて、国際的共同研究を、特に、日内リズム、探索行動、不安、記憶・学習、痙攣に焦点をあてて行う。ただ、HDC-KOマウスの提供は、脳内ヒスタミン含量が食餌中ヒスタミン量により影響を受けるため低ヒスタミン食を必要とすること、129系inbredマウスのを作成したのでこれに変更すること、第一論文の受理の遅れなどのために、少々、遅延していたが、提供できる手筈を整えた。HDC-KOマウスでは、H1受容体-KOマウスより著明に日内リズムが乱れており、高ヒスタミン食により一部、正常化した。また、H1受容体-KOマウスは、モルヒネの鎮痛作用を減弱させた。このことは、ヒスタミンはモルヒネの作用を増強することを示唆する。 平成12年5月17〜20日にローマ(イタリア)において第19回ヨーロッパ・ヒスタミン研究会において渡辺建彦は、HDC-KOマウスについて特別講演し、そこで欧州側研究分担者と研究連絡、情報交換を行った。ついで11月22〜25日、仙台で第5回国際ヒスタミンシンポジウムにHaas、Philippou、Brandina(Manaioniの代理)、Tsumistoが来日し、研究発表を行うと共に、日本側研究分担者が講演、情報交換を行った。
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