研究課題/領域番号 |
10044257
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
江崎 孝行 岐阜大学, 医学部, 教授 (90151977)
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研究分担者 |
河村 好章 岐阜大学, 医学部, 助手 (80262757)
JIAO Zhen Qu 中国予防医学科学院, 栄養食品衛生研究所, 助手
LIU Xiumei 中国予防医学科学院, 栄養食品衛生研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | Burkholderia cocovenevans / Burk holderia gladioli / 16srRNA / DNA / DNA hybridization / Burkholderia cocovenerans / Burkholderia gladioli / 16SrRNA / とうもろこし食中毒 / 分類 |
研究概要 |
トウモロコシ食中毒の病原体であるBurkholderia cocoveneransは16SrRNAの系統解析とDNA/DNA類似度の実験結果からBurkholderia gladioliと分類学的に同一種に属することがわかった。1999年に他の研究者からB.cocovenransはB.gladioliと同一種であるとの報告がだされB.cocovenransはB.gladioliに統一された。 ところがB.cocovenransは食中毒を起こす毒素を生産、一方B.gladioliは毒素を生産しないことから両者を区別することが必要になってきた。分類上の基準株以外に野生株を調査した結果我々はB.cocovenransをB.gladioliの毒素生産株として識別する必要があると判断しB.cocovenransをB.gladioliのpahtovarとして位置づけて分類学的な提案を準備中である(論文準備中)。 また本研究で共同研究先の中国予防医学院で毒素生産株を簡便に見分ける動物実験系を完成させた。培養濾液を濃縮しマウスに経口で投与すると40分で明らかに痙性の麻痺を来して死亡する。この死亡の状態から毒素は神経・及び筋肉を痙攣させる毒素であると考えられた。毒素は酸であるためこの酸を作る合成分泌系の遺伝子の解析を試みたが遺伝子のクローン化までは研究期間内に達成できなかった。
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