研究課題/領域番号 |
10044270
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
猪飼 伊和夫 京都大学, 医学研究科, 講師 (60263084)
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研究分担者 |
佐藤 誠二 京都大学, 医学研究科, 助手 (00303834)
岩田 博夫 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (30160120)
山岡 義生 京都大学, 医学研究科, 教授 (90089102)
BLOOM Eda T. 米国食品医薬品管理局, 室長
PLATT Jeffre メーヨ医科大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
1999年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1998年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 人工肝臓 / 遺伝子導入ブタ / 肝細胞機能 / バイオリアクター / ブタ肝細胞培養 / 機能評価 |
研究概要 |
1.遺伝子導入ブタの人工肝臓としての形態学的、機能的評価 正常ブタよりコラゲナーゼ灌流法により肝細胞を採取した。肝細胞の生存率は90%前後で、凍結保存後も70-80%の生存率を維持できることを確認した,同様の方法にてヒト補体制御因子(hDAF)遺伝子導入ブタの肝臓からブタ肝細胞を採取し、ヒト補体やヒト血清に暴露された時に受ける影響を検討した。正常ブタ及びhDAF遺伝子導入ブタ肝細胞において形態学的及び機能的には差が認められなかった。しかし、ブタ全肝を霊長類であるヒヒと直接環流すると、正常ブタでは数時間で液性免疫による血管内皮障害が惹起され臓器機能は低下し免疫反応による溶血が起こったが、hDAF遺伝子導入ブタでは血管内皮細胞障害は軽減され長時間肝機能は維持され、溶血もわずかであった。 2.バイオリアクターの開発 分画分子量70kDaのhollow fiber cartridgeにブタ肝細胞を充填し、ハイブリッド型人工肝を作成した。閉鎖回路にてアンモニア、リドカインおよびガラクトース負荷試験による機能評価を行い、灌流開始後10日間肝機能が維持されていることが確認された。形態学的には細胞間にはタイトジャンクションや毛細胆管が形成されていた。
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