研究課題/領域番号 |
10044293
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
加藤 幸夫 広島大学, 歯学部, 教授 (10112062)
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研究分担者 |
申 鳴 広島大学, 歯学部, 教務員 (20294572)
能城 光秀 (能代 光秀) 広島大学, 歯学部, 助教授 (00144858)
中舛 和子 広島大学, 歯学部, 助手 (00311811)
LEE Kaechoon ハーバード大学, マサチューセッツ総合病院, 講師
V.SEGRE Gino ハーバード大学, マサチューセッツ総合病院, 準教授
来田 吉弘 広島大学, 歯学部, 助手 (10304429)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
2000年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1998年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 副甲状腺ホルモン / 副甲状腺ホルモン様ペプチド / 軟骨細胞 / レチノール結合タンパク / ノックアウトマウス |
研究概要 |
当該期間の研究をまとめて、英文総説を作成した(Y.Kato et al., in Tissue Enginearing for Therapeutic Use, Oshima and Ikari eds.in press). PTHとPTHrPの軟骨分化に及ぼす作用の一部はレチノール結合蛋白(RBP)を仲介していることを明らかにした(Ohya et al.Endocrinology,)。 さらに、軟骨分化に伴うIndian hedgehog(Ihh)の発現を調節する内在性因子を探究するために、各種の成長因子を、ウサギ軟骨細胞培養系に添加してIhhの発現に及ぼす影響を検討した。そして成長板でのIhh合成の調節にBMPとレチノイン酸とともに、PTHrPが最も重要であることを明らかにした(Yoshida et al., Exp cell Res.In press) 一方、新規RhoGEFであるCDEPmRNAの発現を、PTHと環状AMPは一時間以内に促進することが判明した(Koyano et el., Osteoarthritis & Cartilage, in press)。また新規転写因子であるDEC1 mRNAの発現を、PTHと環状AMPは一時間以内に促進した(Shen et al., Eur.J.Cell Biol., in press)。 さらに未分化間葉系細胞へPTHで誘導されるDEC1遺伝子(転写因子)を過剰発現させたところ軟骨への分化が誘導された(Shen et al.投稿準備中)。以上の結果は、PTHによる軟骨分化の制御機構に、Ihh、CDEP、DEC1などの新規シグナル分子およびレチノール結合蛋白が関与していることを示している。私達は、DEC1と類似した構造をもつ新規転写因子DEC2のクローニングにも成功した(Fujimoto et al., BBRC in press)
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