研究課題/領域番号 |
10044341
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 共同研究 |
研究分野 |
エネルギー学一般・原子力学
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研究機関 | 核融合科学研究所 |
研究代表者 |
藤原 正巳 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (10023722)
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研究分担者 |
VIACHESLAVOV エルエヌ ブドケル原子核物理研究所, 主任研究員
PAVLICHENKO オーエス ウクライナ国立科学センタープラズマ物理研究所, 所長
難波 忠清 核融合科学研究所, 研究・企画情報センター, 助教授 (40115613)
山崎 耕造 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (50115648)
飯吉 厚夫 核融合科学研究所, 所長 (70026178)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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キーワード | 核融合 / プラズマ閉じ込め / ヘリカル装置 / LHD / 核融合炉工学 |
研究概要 |
効率のよい核融合炉実現のためには、プラズマの閉じ込め性能の高性能化とプラズマ放電の定常化が不可欠である。プラズマの閉じ込めは、その閉じ込め磁場構造と電場構造により左右される。本計画ではヘリカル型装置を中心とした多様な磁場配位、電場配位での実験計画を通じて、定常プラズマにおける閉じ込め物理の解明を目指すものである。 日本で実験が開始された大型ヘリカル装置、Large Helical Device(LHD)、はヘリカル状の連続捲線によって閉じ込め磁場が形成されているヘリオトロン型であり、一方ドイツ、アメリカの研究は多数の不連続コイルでヘリカル状の磁場を形成するモジュラー型である。またヘリカルの捻れ方がヘリオトロン型とは異なったヘリアック型の装置における研究がスペインで行われている。これらは、国際エネルギー機関のステラレータ協定の下での研究協力が進められてきた。 本共同研究により、ヘリカル型装置を中心としてプラズマの高性能化と定常化を目指して進められているLHD国際共同実験計画(LIME)での国際交流を推進する事ができた。今回は、ドイツを中心として、スペイン、アメリカ等へ30名余りの研究者の派遣を行い、定常実験で問題となるプラズマ・壁相互作用、ヘリカルプラズマの理論検討、定常実験でのデータ収集手法の研究、ダイバータプラズマの解析、定常システム用超伝導コイル開発、新ヘリカル磁場配位の検討、等、多彩な共同研究を推進することができた。また、ドイツ、ロシア、等からの研究者を10名足らず核融合科学研究所へ招聘し、LHD実験の共同研究の打ち合わせを行い、LIME計画を推進することができた。
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