研究課題/領域番号 |
10045076
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
中澤 博江 東海大学, 医学部, 教授 (20110885)
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研究分担者 |
一守 康史 東海大学, 医学部, 講師 (60184636)
石田 英之 東海大学, 医学部, 講師 (20222424)
ABU・SOUD Hus ケースウエスタンリザーブ大学, 医学部, 主任研究員
IKEDAーSAITO マサオ ケースウエスタンリザーブ大学, 医学部, 教授
STUEHR Denni ケースウエスタンリザーブ大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1999年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1998年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | 一酸化窒素 / NO合成酵素 / テトラバイオプテリン(BH_4) / アルギニン / ヘム鉄 / NADPH / テトラバイオプテリン / テトラバイオオプテリン / ヘム |
研究概要 |
NO合成酵素(NOS)は、神経型NOS(nNOS)またはNOS-1)、誘導型NOS(iNOSまたはNOS-2)、血管内皮型(eNOSまたはNOS-3)の3種がある。いずれのNOSもReductase DomainとOxygenase Domainの2つの領域をCa^<2+>-calmodulinが結合する構造を持つ。Reductase DomainはNADPHから電子を受け取り、Oxygenase Domainに渡し、その活性中心であるヘム鉄により酸素を活性化し、基質のL-Arginineを5電子酸化してNOを生成する。また反応には補酵素BH_4が関与する。以上の過程の部分部分は徐々に明らかになってきたが、酵素全体の電子伝達機構の詳細は不明であった。 3年間の本研究により、3種のNOS(nNOS、iNOS、eNOS)が、 1)比活性値と基質依存性 2)BH_4依存性 3)生成したNO自身によるNOSの自己抑制 4)uncoupling反応時における電子のleakによるスーパーオキサイドとH_2O_2生成メカニズム において、大幅な相異を示す事を示すことが出来た。またこれらを異ならせる機構として2つのDomain間の電子移動の速度など電子伝達メカニズムの詳細を明らかにすることが出来た。以上で示されたIsoform特異性は、生体内のNO生理的・病的作用の合目的性を説明する。
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