研究課題/領域番号 |
10102009
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
佐方 功幸 九州大学, 大学院・理学研究院, 教授 (80142024)
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研究分担者 |
古野 信明 (古野 伸明) 九州大学, 大学院・理学研究院, 助手 (80219120)
中條 信成 (中條 伸成) 九州大学, 大学院・理学研究院, 助手 (90294876)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
279,000千円 (直接経費: 252,000千円、間接経費: 27,000千円)
2002年度: 58,500千円 (直接経費: 45,000千円、間接経費: 13,500千円)
2001年度: 58,500千円 (直接経費: 45,000千円、間接経費: 13,500千円)
2000年度: 54,000千円 (直接経費: 54,000千円)
1999年度: 51,000千円 (直接経費: 51,000千円)
1998年度: 57,000千円 (直接経費: 57,000千円)
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キーワード | ツメガエル / 卵成熟 / 初期胚 / 細胞周期 / 細胞周期制御因子 / 減数分裂 / 体細胞分裂 / チェックポイント / 初期胚発生 / Chklキナーゼ / Nek2キナーゼ / 核内因子 / Mos / MAPK経路 |
研究概要 |
本研究課題では以下の成果を得た.(1)これまでの30年来の定説とは異なり,卵成熟におけるMPFの活性化に卵核胞の内容物(核内因子)が必須であることを初めて示した.(2)卵成熟過程における二極性紡錘体の形成にサイクリンB1,B2のうちB2のみが必須であることを示した.(3)チェックポイントキナーゼChk1が卵母細胞のG2停止に関与すること,Chk1のC末端領域に自己阻害的な領域があることを見い出した.(4)Wee1キナーゼが第一減数分裂期には存在しないこと,そしてこのWee1の欠如が第二減数分裂への移行に必須であることを初めて示した.(5)受精後のMosの翻訳停止がMos mRNAの3'非翻訳領域に存在するAUUUA配列に依存して起こることを初めて示した.(6)Nek2キナーゼに母性型と胚性型の2つのスプライス変異体が存在し,前者が卵割期における中心体形成に必須であることを初めて示した.(7)MBT以降に発現する胚性型Wee1(Wee1Bと命名)を初めて単離し,Wee1Bが母性型Wee1と活性や安定性において異なる特性を持ち,MBT以降の体細胞型細胞周期に関与することを示した.(8)Chk1がMBTにおける生理的なDNA複製チェックポイントを仲介することを初めて示した.更に,MBTでChk1がCdc25Aを直接リン酸化しその分解を誘起すること,この分解が後期発生のために必須であることなどを示した.
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