研究課題/領域番号 |
10111104
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 千葉工業大学 |
研究代表者 |
伊與田 光宏 千葉工業大学, 工学部, 教授 (90160069)
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研究分担者 |
土橋 誠 京都市埋蔵文化財調査研究センター, 主任研究職
宮原 健吾 京都市埋蔵文化財研究所, 研究職員
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 埋蔵文化財 / 計測 / 画像 / 色(カラー) / ディジタル(デジタル) |
研究概要 |
昨年度研究「埋蔵文化財関連ディジタルイメージングにおける色情報の定量的考察」では、色彩情報をどのようにして計量化し記録するか、また、その情報を利用するとどのような利点が得られるかを考察した。今年度は、その結果を踏まえて、系統的に考古遺物の色彩を計測し、得られた結果を元に簡単な統計を試みた。 今回計測の対象に選んだ遺物は、太宰府教育委員会所蔵の「越州窯青磁」である。この遺物を選んだ理由は、太宰府教育委員会により、出土地点・層位、時代、器種、器形などの考古学的データが系統立てて整理されており、一括資料としての考古学的価値が非常に高いことと、「越州窯青磁」が当時(8世紀末から11世紀)としては非常に高い品質管理を元に生産されていたと考えられるからである。 遺物の色彩計測は、分光測色計を使用して無作為に遺物の表面を計測した。累計計測ポイントは1049点である。色彩の計測はスペクトルモード(385nm-705nm:10nm間隔で32バンド)で計測し、そのデータをCIE-XYZに変換後、後のデーター集計のために、JISZ9721に基づいて、日頃から使いなれているマンセルHVC(Hue:Value:Chroma)に変換した。 色相、明度、彩度、それぞれにつき統計処理したところ、かなり理想的な正規分布が明かとなった。「越州窯青磁」がある一定の品質管理の元に生産されていたことを示していると考えられる。
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