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基本周波数情報を手がかりとした声調の言語間対照研究

研究課題

研究課題/領域番号 10111207
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東京外国語大学

研究代表者

峰岸 幸江 (益子 幸江)  東京外国語大学, 外国語学部, 講師 (00212209)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード声調 / 基本周波数 / ピッチカーブ / 対照研究 / タイ語 / 中国語 / ビルマ語
研究概要

本年度は、昨年度の成果とあわせて検討する形で、さらに以下の研究を行った。
1) 中国語とタイ語について、分析結果に基づいて対照し、この2つの声調言語のあいだでの声調の類似点と相違点について検討した。1音節語と2音節語について分析を行ったことで、声調の実現形でのピッチカーブの一貫性を観察することができた。
2) 取り上げる予定であった3つ目の声調言語であるビルマ語について、タイ語、中国語と同様の手順で実験を行い、1音節語と2音節語についてピッチカーブを抽出した。
3) 声調の聞き分けに基本周波数情報がどのように関わるかを確認するために、ピッチカーブに手を加えた合成音声を作成し、タイ語について聴取実験を行った。その結果、タイ語の声調の聞き分けには基本周波数情報が最も関与しており、そのピッチカーブの形の中にcritical pointがある可能性が示唆された。
上記の1)2)までで、当初予定していた3つの声調言語(中国語、タイ語、ビルマ語)についての基本周波数のパタンを抽出することができた。引き続いてこれら3つの声調言語について比較対照を行い、声調言語の声調の類似点と相違点について検討を行う予定である。
そして、3)で行った合成音声による聴取実験を行う方法で、さらに、中国語とビルマ語について、声調の弁別に関与するピッチカーブのcritical pointについて今後検討を進める予定である。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 益子 幸江: "声調の弁別に関与する音響的特徴について-タイ語について-" シンポジウム 人文科学とイメージ処理. 35-43 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 益子 幸江: "基本周波数情報を手がかりとした声調の言語間対照研究" 重点領域研究『人文科学とコンピュータ』(CD-Rom版). (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 益子 幸江: "声調の音響的特徴の言語間対照研究-中国語とタイ語-" 情報処理学会研究報告. 98・97. 9-16 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2021-11-05  

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