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日本語学習者を対象とした読書支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 10111222
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関国際基督教大学

研究代表者

鈴木 庸子  国際基督教大学, 教養学部・語学科, 講師 (00216459)

研究分担者 清水 百合  九州大学, 留学生センター, 助教授 (90274539)
カッケンブッシュ 寛子  名古屋外国語大学, 大学院, 教授 (10204439)
石本 菅生  国際基督教大学, 教養学部・教育学科, 教授 (50052254)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード日本語教育 / 読解教育 / 教材開発 / CAI / 読解支援システム / 言語分析 / 学習項目 / 学習履歴
研究概要

1996年度から1997年度にかけて、上級日本語学習者を対象とした読解学習支援システム「電子ブック:新書ライブラリー」(講談社新書8冊の初めの部分、総文字数約67,000字、作成した単語解説3,700ケース)と読解力を測定するための事前事後テストを開発した。1998年度は、国立大学留学生センター、私立大学大学院(どちらも主に漢字圏学習者対象)、私立大学教養学部、国際交流基金(どちらも主に非漢字圏学習者)で、開発した電子ブックの学習効果を検証するための実験を行った。その結果、1)読書速度は速くなる(有意傾向)、2)読解力の向上は見られない(有意差なし)、3)単語力は向上する可能性がある(有意傾向)ことがわかったが、単語力の向上は学習の方法に依存することも示唆された。学習履歴(コンピュータに蓄積した学習の記録)の分析の結果、単語力の違いと単語解説の利用の仕方に関連があることが統計的に明らかになった。学習者の学習行動の観察と事後のインタビューおよびアンケートの結果から、実際の学習環境の中では教師による指示やアドバイスが学習の効率をあげることが示唆された。本文の言語分析では、文章ごとの特徴をいくつか抽出した。また、学習者にとって理解が難しいと思われる文法事項を抽出し、学習項目としてその解説を準備し、マニュアルに加えた。ウィンドウズ版への移行は現在進行中である。今後はウィンドウズ対応の中国語版の作成、朗読音声の提示機能付加が重要な課題である。同時に、本文の文章の分析、学習履歴の分析、マニュアルの改良を継続して行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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