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西夏語漢語対訳語彙集「番漢合時掌中珠」のコンピュータ処理のための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10111225
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関立教大学

研究代表者

池田 巧  立教大学, 社会学部, 助教授 (90259250)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード番漢合時掌中珠 / 西夏語-漢語対訳語彙集 / 西夏語の基礎語彙 / 西夏文字のデジタル化 / 西夏文字トゥルータイプフォント
研究概要

『番漢合時掌中珠』という西夏語-漢語対訳語彙集に現われる漢語の語彙を検索キーとして,『掌中珠』に記述された西夏語の基礎語彙をコンピュータ上で検索するシステムを作成し,ムニャ語をはじめとする関係諸語との対応を容易に調べられるようにするのが本研究の目的であった。漢語索引については,日本漢字(JIS)版,中国簡体字(GB)版,港台繁体字(Big5)版を作成し,西夏文字の画像データにアクセスして,字形および文献上での出現位置や前後関係,中期中国語の音韻地位,復元音などの必要な情報にアクセスできるようにデータベースの基本構造を設計した。漢語索引部分は当初の計画どおりにほぼ完成した(JIS漢字部分は1997年度じんもんこん研究成果報告CDに収録)が画像データと諸情報の入力に手間取り,現在も作業を継続中である。近く一応の形が整った段階で,本研究の成果をWeb上に公開できるよう準備を進めている。いっぽう,『掌中珠』以外の諸文献にあらわれる西夏語をデータとして扱うとなると,西夏文字を画像ではなくデジタル文字化してテキスト処理がおこなえるようにする必要があり,日本・中国・台湾・ロシア・アメリカで異なる言語環境からの共同利用と研究が可能なシステムを考え出さなくてはいけない。そこで本研究の成果を基礎として次のような研究課題に着手しており,今後も継続して西夏文字のデジタル化に向けてより発展的な研究段階へ進む見通しである。
(1)約6000字の標準西夏文字トゥルータイプフォントの作成。(2)特定のOSに依存せずに各国から利用できる仕様の考案。(3)入力プログラムのユーザー辞書を利用して,意味の対応で西夏文字を呼び出せる辞書テキストファイルの作成。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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