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有限要素法を用いた古墳石室構築技術に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10111247
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関(財)元興寺文化財研究所

研究代表者

木村 健治  (財)元興寺文化財研究所, 保存科学センター, 研究員 (00261214)

研究分担者 高橋 克壽  奈良国立文化財研究所, 平城宮跡発掘調査部, 文部技官 (50226825)
塚本 敏夫  (財)元興寺文化財研究所, 保存科学センター, 研究員 (30241269)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード有限要素法応力解析 / 考古学 / 古墳石室 / 横穴式石室 / 土質工学 / 文化財科学 / コンピュータシミュレーション
研究概要

本研究では石室構築技術および古墳構築技術の変遷過程を定量的に解明することを目的とした。その手段として石室を土中埋納構造物と考え,竪穴式石室を閉鎖型中空構造物モデル(石室構築後再開封しない構造物)、横穴式石室を開放型中空構造物モデル(石室構築後の再開封を前提とした構造物)としてとらえ、有限要素法応力解析の手法を用いて発掘調査のデータからコンピュータ上でモデリングを行い,石室にどれだけの土圧が作用し,石室がどれだけの荷重に耐えられる構造になっているのかについて構造解析を行った。
今回は最初の試みであり,構造の単純な一枚岩で構成された横穴式石室構造を解析対象とした。解析ケースでは有限要素法を用いてできる限り単純化したモデルで土圧による石室の構造解析を行った。その結果、単純なモデルではある程度の解析が可能であることが分かった。
今後は,実際の古墳での石室内の変位測定結果とシミュレーション結果との比較研究を行いより実状にあった荷重モデルや拘束条件を検討し,実用性の高い石室強度解析法にしていきたい。
また,複雑な構造の解析を行い,その構造上の問題点や時系列での構造推移による石室強度の違いや石材の違いによる構造の変化等の違いを石室強度という指標で解明していくことも大きな目標の一つであり、古代の土木技術史の解明、古墳祭式の変遷過程の解明や今後の古墳保存技術の研究の発展の一助となると思われる。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 塚本敏夫・木村建治: "有限要素法を用いた古墳石室強度のシミュレーション" 情報処理学会研究報告. 98・97. 81-87 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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