研究概要 |
1) 文献調査を行い,ブートストラップ法を分類・整理し,実用の面から評価した。 2) 既存調査データ及び人工的なデータにより理論式の推定精度の評価とりサンプリング法による評価の比較をした。さらには,種々のサンプリングを想定したケースについて検討した。 3) 大規模母集団からの標本調査にリサンプリング法が適用可能かどうか検討した。 検討事項は,計算時間,扱えるデータ容量等,情報処理の観点からのものである。これらの検討の結果,リサンプリング法について下記の評価を得た。 ・条件が整えば,精度の観点から,十分実用的である ・計算時間の観点から,問題はない ・計算機の容量の面から見ても,パーソナルコンピュータで扱える ・一般論的な理論面の検討がまだ不十分である これらの結果は,下記の学会等で報告した(1)。また,関連する研究の報告も行った。 t衾歿貴 (1) 馬場康維,土屋隆裕,ブートストラップ推定一理論と実用性,第66回日本統計学会,1998年7月 (2) 南 弘征,統計科学におけるインターネットとの接点,統計数理研究所共同研究(A-38)による研究会報告,1998年10月 (3) 南 弘征,水田正弘,視覚的データ解析システムにおけるクラス構成とJavaによる実装,第12回日本計算機統計学会シンポジウム,1998年11月
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