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新生児・乳児のfunctional MRIと行動発達

研究課題

研究課題/領域番号 10114101
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関福井医科大学

研究代表者

小西 行郎  福井医科大学, 医学部, 助教授 (40135588)

研究分担者 渡辺 富夫  岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (30167150)
多賀 厳太郎  東京大学, 大学院総合文化研究科, 助手 (00272477)
山田 弘樹  福井医科大学, 医学部附属病院, 助手 (70252004)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードgeneral movement (GM) / fMRI / アクトグラム / 2次元運動解析
研究概要

昨年の研究で我々は新生児のfMRIが生後8週を境にしてまったく逆の反応を示すことを報告した。今回はこの時期に新生児・乳児の行動パターンがどのように変化するのかを検討した。
対象:危険因子の少ない新生児8例について生後1カ月から生後4カ月まで行動観察を行った。また周産期に軽度異常を認めた新生児・乳児9例については触覚刺激によるfMRIを行った。
方法:行動観察は当大学小児科外来にて行った。児を裸にしてベッドの上に仰臥位にして置き、手足に反射テープを巻き光に照らしながら8mmビデオフィルムにその自然な運動(general movements(GM))を10分間録画した。録画したビデオテープを2次元運動解析装置に取り込み手足の運動の軌跡を描出した。また同時に運動パターンを規定しそのアクトグラムを作製した。触覚刺激によるfMRIは光刺激によるfMRIと同じ装置を用いて行った。手掌および足の裏をこすることで触覚刺激を与えた。
結果:四肢の運動の軌跡は生後2カ月が最も単純になったが、その前後は複雑であった。アクトグラムでも生後2カ月で運動のレパートリーが最も少なくなった。
触覚刺激によるfMRIも光刺激と同じように生後2カ月を境に劇的に逆転するのが認められた。
考察:fMRIでもGMの変化についても生後2カ月が大きな変化の時期であることが分かった。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 小西 行郎: "未熟児・新生児の自発運動" 日本新生児学会雑誌. 34・4. 728-733 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 小西 行郎: "胎児・新生児の行動観察とその診断的意義" 小児神経学の進歩. 27. 2-10 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Yukuo Konishi: "Laterality of finger movements in preterm infants" Developmental Medicine & Child Neurology. 39. 248-252 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 小西 行郎: "発達障害の臨床" 日本ME学会雑誌. 12・7. 12-19 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 小西 行郎: "脳機能の解明-21世紀に向けて-" 九州大学出版会, 6 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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