研究課題/領域番号 |
10116102
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 法政大学 (2000) 東京大学 (1998-1999) |
研究代表者 |
絵所 秀紀 (2000-2001) 法政大学, 経済学部, 教授 (10061243)
中里 成章 (1998-1999) 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (30114581)
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研究分担者 |
石上 悦朗 福岡大学, 商学部, 教授 (00151358)
清川 雪彦 一橋大学, 経済研究所, 教授 (60017663)
中里 成章 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (30114581)
黒崎 卓 一橋大学, 経済研究所, 助教授 (90293159)
藤田 幸一 京都大学, 東南アジア研究センター, 助教授 (80272441)
絵所 秀紀 法政大学, 経済学部, 教授 (10061243)
原 洋之介 東京大学, 東洋文化研究所, 所長 (60012986)
大野 昭彦 大阪市立大学, 経済学部, 助教授 (20176960)
金子 勝 法政大学, 経済学部, 教授 (20134637)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
26,400千円 (直接経費: 26,400千円)
2000年度: 8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
1999年度: 9,600千円 (直接経費: 9,600千円)
1998年度: 8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
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キーワード | 南アジア / 経済改革 / グローバリゼーション / 政府の役割 / 農業構造 / 工業化 / 金融改革 / 貧困 / 新中間層 / 経済発展 / 経済計画 / 自由化 / 経済政策 / 灌漑 / 企業システム / 東南アジア / インド / 農業 / 経済自由化 / 開発国家論 / 女性 / グローバル化 |
研究概要 |
本研究は、重点領域研究117「南アジア世界の構造変動とネットワーク」の計画研究の一つとして、南アジア経済の構造と変動の分析を分担した。 南アジア諸国の構造変動を惹き起こした直接の動因は、混合経済から市場経済への移行を目指すインドの経済改革である。しかし1991年の経済改革から10年が経過する中で、アジア通貨危機やインド・パキスタンの核実験といった事態が生じ、そうした環境変化の中で南アジア諸国の経済改革を位置づける必要が生じてきた。本研究はこのような環境変化を踏まえた上で、(1)南アジアにおける市場経済への移行を、地域性や歴史性が組み込まれた独自の市場経済システム構築へのプロセスとして検討する。(2)国際経済ネットワークの中に南アジアを位置付けることによって、構造変化の特質をより鮮明なものとする。(3)政治システムの変化を視野に入れて、経済の構造変化を見る、という観点を重視した。 具体的には、90年代に入ってからの経済変化を、マクロ経済学的およびミクロ経済学的アプローチの両面から明らかにした。経済改革をめぐる市場と政府との関係、貧困問題の解決に向けての考察、経済改革下での企業および労働組合などの組織が果たしてきた役割、工業労働者の労働意識の変化、工業構造および農村経済の変容、その中での農村家計の対応を分析した。研究成果は「現代南アジア2 経済自由化のゆくえ」として東京大学出版会から出版される予定である。
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