• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

相対論的磁気衝撃波モデルによるガンマ線バーストの理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10117201
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関岩手大学

研究代表者

花見 仁史  岩手大学, 人文社会科学部, 助教授 (00212150)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード相対論的衝撃波 / 高エネルギー粒子加速 / 動崩壊 / ブラックホール / 大質量星 / 銀河形成 / 宇宙論
研究概要

GRB970228をはじめとして、いくつかのバーストで、X線、光学、電波で残光現象が発見され、それが、矮小銀河の端に位置することも指摘された。ガンマ線バーストの先駆体は、寿命の短い大質量星などとすると、その形成地点は安定なディスク銀河中ではなく、不規則な矮小銀河の外縁にあることを意味し、銀河の星密度が濃い中心部ではなく、周辺で形成されることを意味し、そのような星形成がなぜ起きたかが問題になる。その銀河の形態とガスの状態とバースト源を生み出すはずの星形成との関係性をあきらかにすべく、銀河形成における星形成を視野に入れて、ダークハロー中で収縮するガスの分裂条件を調べた。角運動量を持っているガスが、収縮してディスクを形成し、あるものは分裂する。この分裂条件をシミュレーションと解析的手法を用いて、明らかにした。そのような知見をもとにすると、収縮率が大きく、角運動量による遠心力によって決まるディスクの半径がダークハロー半径の中に収まれば、分裂しやすいことが、明らかになった。これを、銀河形成の状況に当てはめると、ガス密度が高く、輻射冷却が効果的に聞く時機であるHigh-zで、分裂する条件が実現しやすいことが明らかになった。
電波で観測されたこのバーストのシンチレーションの振舞は、相対論的膨張しているものから残光が放射されていると考えられるので、相対論的衝撃波説が強く指示される。しかしながら、このような相対論的衝撃波を形成するためには、火の玉と星間物質の互いのバリオン同士が充分相互作用する必要があり、銀河系内の宇宙線の拡散係数を用いると、衝撃波の厚みの目安になる1TeVの陽子の軌道変更距離が5pcにもなり、衝撃波は形成されない。ただし、比較的強い磁場10^4Gがあることにより、衝撃波の厚みを薄くすることができるが、星間物質にはこのような強い磁場は存在しない。したがって、バースト源からの放出体そのものが磁場を持っている必要がある。そこで、これらの困難を超えるものとして、我々は、 線バーストのモデルとして磁気波動砲を提出した。このモデルをさらに、回転の効果を入れた解析を行った。現在、この回転によるダイナモ効果を中心に、磁場の効果の研究を継続している。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Daisulce Kawata Hitoshi Hanami: "Frogmentation of Collapsing Gas Disks in External Potentials" Publ.Astron.Soc.Japan.50. 547-558 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Hitoshi HANAMI: "Cosmdogical Studies with ASCA Observations of Shapley Super cluster" Large Scale Structure : Tracke and Traces. 1. 131-132 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Hitoshi HANAMI: "Merginy Yourg Clusters in the Shapley Supercluster" Astrophysical Journal. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi