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放射性炭素による年代測定精度についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 10117202
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関山形大学

研究代表者

櫻井 敬久  山形大学, 理学部, 教授 (60150265)

研究分担者 大場 興志男  山形大学, 理学部, 教授 (50000823)
郡司 修一  山形大学, 理学部, 助教授 (70241685)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード年代測定 / 放射性炭素 / 宇宙線
研究概要

本研究は、宇宙線生成核種である放射性炭素を用いて宇宙・地球環境科学の視点から木片などの年代測定を行い、放射性炭素による年代測定の限界および測定精度を調べることを目的としている。試料として1950年の放射性炭素濃度を値付しているNBSのシュウ酸、樹齢200年の秋田杉、約2500年前の神代杉、4万年前と推定される地層中の埋没杉について調べた。
1. どの試料についてもセルロース処理およびC-14のシンチレーション測定のためのベンゼン合成ができ、通常の年代測定にくらべ4倍(10.5g)のベンゼンを得る方法を開発した。
2. ベンゼン合成系および極低レベル液体シンチレーションカウンターQuantulusの測定系全体での測定精度は0.3%以下であることが分かった。
3. 神代杉の年代は、2382±34年BPを得た。埋没杉はスケールアウト付近の値であった。
これらの測定より大量ベンゼンを用いたC-14年代測定の限界は、バックグランド1cpmに対して10σの試料の場合10日間の測定で約6万年であることが分かった。こん場合誤差は約1000年である。
目標である5万年を越える測定が可能であることが分かり、今後過去の宇宙線強度変動などを調べる上で重要なフィードバックとなる。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] A.Suzuki: "Performance of Liquid Scintillation Counting System Quantulus for C-14 Measurement" IEEE Nuclear Science Symposium Coaference Record. N21-4. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2017-10-12  

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