研究課題/領域番号 |
10117207
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
宗像 一起 信州大学, 理学部, 教授 (40221618)
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研究期間 (年度) |
1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 銀河宇宙線 / 恒星時異方性 / 太陽圏 / 南北両半球観測 / 地下ミューオン観測 / 空気シャワー観測 |
研究概要 |
地下ミューオン強度変動(E<1TeV)の南北両半球観測データを解析し、゙Loss-cone"どTail-in"という二つの成分異方性が共存する定量的強度分布モデルを導いた。また、太陽風と恒星間プラズマとのMHDシミュレーションから得られた太陽圏モデル内で宇宙線粒子の軌道計算を行い、500GeV程度のエネルギーの宇宙線はほとんどすべてがheliotailの方向から内部太陽圏へ伝播してくることを明らかにした。これらの計算結果をもとに、今後゙Loss-cone"および゙Tail-in"異方性の起源を調べてゆく予定である。さらに゙Tail-in"異方性のエネルギー依存性を調べるため、チベットでの空気シャワー観測データを用いて10TeV領域での恒星時日周変動を調べた。その結果、10TeVでの観測結果も上記強度分布モデルと良くあっており、"Loss-cone"と"Tail-in"ともに大きなエネルギー依存性は見られなかった。しかしながら、モデルの特徴である緯度(赤緯)依存性を調べるには未だ空気シャワー観測の統計が不十分であり、確定的な結論は今後の研究に待たねばならない。一方、将来の南北両半球観測の可能性を調べるため、比例計数管100本を4層に並べた小型の狭角ミューオン計を製作し、予備実験および特性評価を行った。その結果、ミューオンの入射方向をイベントモードでパソコンに判定させる記録システムが、十分利用可能であることを確認できた。今後、観測の安定性等についての評価を行ってゆく予定である。
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