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加速器を利用した中性子モニターの検出効率の校正実験

研究課題

研究課題/領域番号 10117214
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関中部大学

研究代表者

柴田 祥一  中部大学, 工学部, 助教授 (20267909)

研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード高エネルギー粒子加速 / 太陽フレア / 太陽中性子 / 中性子モニター / 加速器 / 検出効率
研究概要

本研究は、高エネルギー粒子加速機構解明のための一連の研究の一つであり、太陽フレアにて加速された高エネルギーイオンによって発生する中性子(太陽中性子)を観測し、太陽フレアにおける粒子加速機構を解明しようとするものである。
太陽中性子の検出装置には、新しく開発された太陽中性子望遠鏡の他に、従来から銀河宇宙線の観測に使用されてきた中性子モニターがある。しかし、これまで中性子モニターの検出効率を、加速器を使って実験的に研究した例はなく、観測データを解釈する上での難点となっていた。我々の研究のねらいは、加速器を利用して中性子モニターの検出効率を測定し、この難点を取り除くことにある。
我々は、平成7年度の実験に引き続き、大阪大学核物理研究センターの中性子ビームを使用し、前回には測定できなかった低エネルギー領域の100MeVと200MeVを加えた、新たな測定結果を得た。
現在データの解析中であるが、予備的な解析結果(太陽中性子研究会[名古屋大学]、1999年2月23日およびBERN Conference on Cosmic Rays and Earth、1999年3月22日にて報告)はHattonの計算結果と一致しており、詳細な検討を加えた上で正式な論文としてまとめる予定である。
なお、1998年11月28日にはチベットで太陽中性子イベントが観測されたという速報が入っており、その観測データ解析への応用も期待される。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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