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1948年福井地震による福井平野での強震動の評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10128211
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東京工業大学

研究代表者

山中 浩明  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (00212291)

研究分担者 小嶋 啓介  福井大学, 工学部, 助教授 (40205381)
栗田 勝実  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (90282871)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード福井地震 / 福井平野 / 地震観測 / 微動観測 / S波速度 / 地盤増幅特性
研究概要

本研究では、1948年福井地震による福井平野での強震動を評価することを目的として、基礎的な調査研究を行った。得られた結果は以下のごとくである。
1) 微動アレイ観測によるS波速度構造の探査
福井平野の6地点において、微動のアレイ観測を行い、周期0.3〜2秒の間でレイリー波の位相速度を求めた。丸岡や三国などの堆積層の厚さが薄い地域での位相速度はその他の平野部での値に比べて大きく、地盤構造の差異が顕著であった。さらに、位相速度の逆解析から基盤層に至るまでのS波速度構造を推定した。
2) 福井平野での地震観測
福井平野東端の岩盤地域(丸岡町)から東西に堆積層が最も厚いと予想される春江町までの間に、6地点の観測点を設けて、地震観測を開始した。とくに、春江町では3地点からなる半径0.5km程度のアレイを設けており、波動の伝播速度や伝播方向の評価・を行うことを目的としている。現時点では、まだ良好な記録は得られていない。さらに、福井大学構内では、以前より実施していたボーリング孔での鉛直アレイ観測を継続し、データが蓄積された。
3) 福井平野での地震動特性の評価
上記の地震観測のデータに加えて、福井県による震度計による地震データを収集し、地震動と地盤構造の関係について検討した。平野中央部では、平野端部に比べて、数倍速度振幅が大きく、堆積層の影響が顕著に観測記録に認められることがわかった。さらに、微動アレイ観測によるS波速度構造に対する理論地盤増幅特性により地震記録にみられる卓越したピークを説明でき、地盤モデルが妥当なものであるとわかった。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山中浩明・他: "福井平野の地下構造と地震動特性" 第3回都市直下地震災害総合シンポジウム論文集. 153-154 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 山中浩明・他: "福井平野における微動アレイ観測と地震観測" 日本地震学会1998年度秋季大会講演予稿集. A15 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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