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免震構造の過度応答過程におけるエネルギー吸収性能の評価

研究課題

研究課題/領域番号 10128224
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

五十嵐 晃  京都大学, 工学研究科, 助教授 (80263101)

研究分担者 高橋 良和  京都大学, 工学研究科, 助手 (10283623)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード直下型地震 / パルス入力 / 摩擦ダンパー / LRB / パルス幅 / 履歴吸収エネルギー / 橋脚
研究概要

従来の免震橋梁構造構造の挙動の研究においては、直下型地震の特性を前提としてどの程度地震時安全性の向上に有効であるかどうかや、直下型地震の特性を十分に考慮した設計法の確立には至っていない。本研究では、免震システムを導入した橋梁構造物の直下型地震による入力に対する地震時安全性の問題を、特にパルス状入力による過度応答時のエネルギー吸収過程に着目した評価を行い、この種の地震動に対する免震橋の応答特性および都市直下地震に対する安全性の検討を行うことを目的とした。
免震機構を有する橋梁構造物の強震下における応答評価は、免震装置および橋脚の双方における非線形履歴復元力特性を考慮した適切なモデル化に基づいて行った。また、免震橋梁構造の応答解析に当たって必要とされる直下型地震の地震入力の特性を踏まえて、用いるべき入力の選定をおこなうとともに、免震構造の応答を検討するにあたり、直下型地震による地震荷重をパルス型荷重列として単純モデル化することの妥当性を検討するとともに、特性パラメータによる応答特性の変化を数値シミュレーションにより検討した。その結果、特に単一のパルス状入力が大きく卓越する地震の場合、その作用時間幅として、免震装置が大きな変形を示す橋梁の等価固有周期に近いものと、橋脚に大きな損傷を与える可能性がある短いものの2種類の危険な領域が存在することが明らかとなった。また、パルスが複数個続くパルス列型の入力の場合、特に作用時間輻の短いものの影響が大きいことが示されている。これは、吸収エネルギーのビルドアップ過程に着目した免震構造物の応答指標によっても評価される。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 五十嵐 晃,家村浩和ほか: "パルス状地震荷重に対する免震橋の応答特性評価" 土木学会第54回年次学術講演概要集. I-R(発表予定). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 五十嵐 晃,家村浩和ほか: "パルス状地震荷重に対する免震橋の応答特性について" 平成11年度関西支部年次学術講演概要;土木学会. I(発表予定). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 五十嵐 晃,家村浩和: "パルス荷重列載荷に対する摩擦型免震構造の応答特性について" 第3回都市直下地震災害総合シンポジウム論文集. 273-274 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] H.Iemura and Y.Takahashi: "Control of Seisnic Energy Partitioning of Bridge Piers with Sliding Rubher Beaing" Proc.2nd World Conference on Structural Control. 2. 942-948 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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